首元がすっきりと立ち上がった「マンダリンカラー」。ネクタイいらずできちんと見える襟として、メンズ・レディースを問わず定番になりつつあるデザインです。この記事では、マンダリンカラーとはどんな襟か、スタンドカラーやバンドカラーとの違い、似合わせのコツ、メンズ・レディース別の着こなしまでをまとめて解説します。
マンダリンカラーとは
マンダリンカラーとは、首に沿ってまっすぐ立ち上がる、高さ2〜3cmほどの低い立ち襟のことです。折り返しのあるレギュラーカラーと違い、襟が首まわりをぐるりと囲むだけのシンプルな構造で、首元がすっきり見えるのが最大の特徴です。
名前の由来は、清の時代の中国で官僚を意味した「マンダリン(Mandarin)」。彼らが着ていた官服の立ち襟に似ていることから、欧米でこう呼ばれるようになりました。「マオカラー」「チャイニーズカラー」もほぼ同じ形を指す呼び名です。
スタンドカラー・バンドカラーとの違い早見表
立ち襟にはいくつかの呼び名があり、境界はゆるやかですが、一般的には次のように整理できます。
| 名称 | 形の特徴 | 印象 |
|---|---|---|
| マンダリンカラー | 高さ2〜3cmの立ち襟。前は襟先が離れるか突き合わせ | 凛とした・エキゾチック |
| マオカラー | マンダリンカラーとほぼ同形。人民服由来の呼び名 | ミニマル・モード |
| バンドカラー | シャツの台襟(バンド)だけを残した低い襟。前は突き合わせ | 柔らかい・リラックス |
| スタンドカラー | 立ち襟全般の総称。上記すべてを含む広い言葉 | — |
| レギュラーカラー | 台襟の上に折り返しの襟がつく、いわゆるシャツ襟 | ベーシック・フォーマル |
つまり「スタンドカラー」という大きなくくりの中に、マンダリンカラーやバンドカラーがある、と覚えておけば十分です。お店や通販サイトによって呼び方が違っても、形を見れば迷いません。
マンダリンカラーシャツが選ばれる理由
- 首元がすっきり見える:襟の折り返しがないぶん顔まわりが軽くなり、小顔効果も期待できます。
- ノーネクタイできちんと見える:襟が立っているだけで背筋が伸びたような端正さが出ます。休日のきれいめスタイルにぴったりです。
- 年齢や体型を選ばない:装飾のないミニマルなデザインなので、若い方からシニアの方まで自然に着こなせます。
- 和の装いと好相性:直線的な襟のラインは、藍の色合いや和柄のアイテムと合わせても雰囲気がまとまります。
似合わせのコツ — 顔型・体型別
マンダリンカラーは首まわりに視線が集まる襟です。次のポイントを押さえると、より自然に決まります。
- 首が短めの方:第1ボタンを開けて縦のラインをつくると、詰まった印象になりません。
- 丸顔の方:同じく前を少し開けてVゾーンを見せると、すっきりバランスが取れます。
- 面長・卵型の方:ボタンを留めて襟の直線を活かすと、凛とした印象が引き立ちます。
- がっちり体型の方:身幅にゆとりのあるサイズを選ぶと、首元のすっきり感が活きます。
メンズの着こなし
一枚でさらりと
Tシャツ感覚で一枚で着ても、立ち襟のおかげでだらしなく見えないのがマンダリンカラーの強み。ボトムスはチノパンやゆったりしたパンツを合わせれば、休日のリラックススタイルが品よくまとまります。
羽織りとして
前を開けて、無地Tシャツの上に羽織るのも定番です。インナーとパンツを同系色でまとめると、縦のラインが強調されてすっきり見えます。
きれいめに寄せる
ボタンを上まで留めて、細身のパンツと革靴を合わせれば、ノーネクタイでもきちんと感のある装いに。食事の席や街歩きにも対応できます。
→ メンズマンダリンシャツ -絞り- を見る / -無地- を見る
レディースの着こなし
レディースでは、ブラウスやジャケットにマンダリンカラーを取り入れると、甘さを抑えた大人の雰囲気がつくれます。フリルやレースがなくても顔まわりに表情が出るので、シンプル好きの方にこそおすすめです。
ワイドパンツやロングスカートと合わせて縦長のIラインを意識すると、立ち襟の端正さが引き立ちます。アクセサリーは小ぶりのピアスやイヤリングを。ネックレスを重ねる場合は、襟の内側に収まる短めのものより、襟の下に垂れるロングタイプが好バランスです。
→ マンダリンブラウスを見る / Aラインマンダリンジャケットを見る
藍染市場のマンダリンカラーアイテム
藍染市場では、手染めならではの奥行きある藍の色合いをまとったマンダリンカラーのアイテムを揃えています。深い藍と立ち襟の組み合わせは、一枚で装いの主役になります。
夏のシャツスタイルなら藍染アロハシャツの魅力、藍に合わせる色選びは藍が似合う理由と色合わせの基本も参考にしてください。
長く楽しむためのお手入れ
藍染のシャツは、はじめのうち色が移ることがあります。白いインナーやバッグとの強い摩擦、湿った状態には少し気を配りましょう。詳しくは藍染アイテムのお手入れガイドを、色の変化そのものの楽しみ方は藍染の色落ち・色移りはなぜ?をご覧ください。
まとめ
マンダリンカラーは、高さ2〜3cmの低い立ち襟。折り返しがないぶん首元がすっきり見え、ネクタイなしできちんと感が出せる、大人にうれしい襟の形です。スタンドカラーは立ち襟全般の総称、バンドカラーは台襟だけを残した形——と整理すれば、呼び名に迷うこともありません。まずは一枚、ワードローブに立ち襟を加えてみてください。装いの背筋が、すっと伸びます。
よくある質問
マンダリンカラーとはどんな襟ですか?
首に沿ってまっすぐ立ち上がる、高さ2〜3cmほどの低い立ち襟のことです。折り返しがないため首元がすっきり見え、ノーネクタイでもきちんと感が出ます。名前は清の時代の官僚「マンダリン」の官服に由来します。
マンダリンカラーとスタンドカラーの違いは?
スタンドカラーは立ち襟全般を指す総称で、マンダリンカラーはその一種です。お店によって呼び方が違っても、形を見れば同じ仲間だとわかります。
マオカラーとマンダリンカラーは同じものですか?
ほぼ同じ形を指します。マオカラーは人民服に由来する呼び名、マンダリンカラーは清朝の官服に由来する呼び名で、どちらも低い立ち襟のことです。
マンダリンカラーシャツはどんな場面で着られますか?
休日のきれいめカジュアルから、ノーネクタイの食事の席まで幅広く使えます。襟が立っているだけで端正な印象になるため、一枚で様になります。
マンダリンカラーが似合わない人はいますか?
首が短めの方や丸顔の方も、第1ボタンを開けて縦のラインをつくれば自然に決まります。装飾のないミニマルな襟なので、年齢や体型を問わず取り入れやすい形です。
















