帽子の種類は、つばが全周にある「ハット」、前だけにある「キャップ」、つばのない「ベレー帽・ニット帽」の3系統に大きく分かれます。同じ系統のなかでは、クラウン(頭を覆う部分)の形と素材によって名前が変わります。この記事では、よく見かける32種の帽子の名前と特徴を、横から見たシルエット図、パーツの名称、似た帽子の見分け表で整理しました。素材と季節の関係、メンズ・レディースそれぞれに多い帽子と選び方、サイズ調整のしくみまでまとめているので、名前がわからない帽子を調べたいときにも使えます。
この記事の要点
- 帽子の種類は、つばが全周にある「ハット」、前だけにある「キャップ・ハンチング」、つばのない「ベレー帽・ニット帽」の3系統に分かれます。
- 同じ系統のなかでは、クラウンの形(天井のくぼみ・平ら・丸み・台形・前傾)で名前が変わります。
- パナマハットや麦わら帽子のように、形ではなく素材や編み方で呼ばれる名前もあり、季節感もおおむね素材で決まります。
- 名前がわからない帽子は「つば→クラウン→素材→細部」の順に見ていくと、候補を絞り込めます。
- ほとんどの帽子は男女兼用です。サイズは頭まわりをcmで測り、調整のしくみ(ベルト・紐・テープなど)も確かめて選びます。
帽子の種類は「つばの付き方」で3系統に分かれる
帽子の名前を覚えるときは、まず「つば(ブリム)がどこについているか」を見ます。つばが頭のまわり全周にあればハット、前だけにあればキャップやハンチング、つばがなければベレー帽やニット帽の仲間です。下の図は、この記事で紹介する帽子のうち代表的な20種を、横から見たシルエットで並べたものです。つばを赤茶色で塗り分けているので、系統ごとの違いがひと目でわかります。

| 系統 | つばの位置 | 代表的な帽子 | 見た目の傾向 |
|---|---|---|---|
| ハット | 頭のまわり全周 | 中折れ帽、カンカン帽、バケットハット、サファリハット、キャペリン | きちんとした印象からやわらかい印象まで幅広い。日差しをさえぎりやすい |
| キャップ・ハンチング | 前だけ | ベースボールキャップ、ワークキャップ、キャスケット、ハンチング | 顔まわりがすっきり見える。カジュアル寄りで、ハンチングはきれいめにも合う |
| つばなし | なし | ベレー帽、ビーニー、ワッチキャップ、トーク | 顔が隠れず、髪型や頭の形がそのまま見える |
ハットはさらに、フェルトや硬いストローで形をきめた「形がきまったタイプ」と、布などで作られることの多い「やわらかいタイプ」に分けると覚えやすくなります。前者はジャケットやコートなどきちんとした服に、後者はTシャツやシャツなどのカジュアルな服や、旅行・アウトドアに合わせやすい傾向があります。
帽子のパーツ名称|クラウン・ブリム・スベリを知ると説明が読める
帽子の名前や商品説明には、パーツの名前がよく出てきます。主なパーツを先に押さえておくと、「クラウンが浅い」「ブリムが広い」といった説明から形を思い浮かべやすくなります。

| パーツ | 別の呼び方 | どこのこと? |
|---|---|---|
| クラウン | 山 | 頭を覆う部分。高さ(深さ)と天井の形で帽子の印象が決まる |
| クリース | センタークリース、天井のくぼみ | 中折れ帽などの天井につけるくぼみ。縦一本のセンタークリースのほか、しずく形のティアドロップなどがある |
| ピンチ | つまみ | クラウンの前側の両脇をつまんだへこみ。中折れ帽に多い |
| ブリム | つば | 頭のまわりに張り出した部分。主にハットのつばを指す |
| バイザー | つば、ひさし | キャップの前だけについたつば |
| ハットバンド | リボン、腰巻(こしまき) | クラウンの付け根(腰)に巻く帯。色や幅で帽子の印象が変わる |
| スベリ | スウェットバンド、ビンカワ | 帽子の内側の縁にぐるりとついた帯で、額や頭に直接当たる部分。汗を受け、かぶり心地を整える |
| パネル | はぎ | キャップやキャスケットのクラウンを組み立てる布。6枚なら「6パネル」 |
| 天ボタン | トップボタン | パネルが集まる頭頂部のボタン |
| アイレット | ハトメ、通気穴 | クラウンにあけた小さな穴 |
| アジャスター | サイズ調整 | 後ろのベルトや紐でサイズを変える部分 |
同じ部分でも、店や作り手によって呼び方は少しずつ違います。たとえばキャップのつばは「ブリム」「バイザー」「ひさし」のどれでも呼ばれるので、言葉が違っても指している場所は同じ、と考えて読んでください。
名前がわからない帽子を見分ける4つのポイント
街や写真で見かけた帽子の名前を知りたいときは、次の順番で見ていくと候補を絞り込めます。上のシルエット図と合わせて使ってください。
- つばはどこにある? 全周ならハット、前だけならキャップ・ハンチングの仲間、なければベレー帽・ニット帽の仲間です。
- クラウンの形は? 天井に縦のくぼみがあれば中折れ帽、平らで低ければカンカン帽かポークパイハット、丸いドームならボーラーハットかメトロハット、台形ならバケットハット、前に傾く平たい形ならハンチング、ふっくら丸ければキャスケットが候補です。
- 素材は? 毛を固めたフェルト、草や紙を編んだストロー、布(布帛)、ニットのどれかを見ます。同じ形でも、素材によって別の名前で呼ばれることがあります。
- 細部に特徴はある? あご紐や通気穴(サファリハット)、後ろ半分のメッシュ(トラッカーキャップ)、すその折り返し(ワッチキャップ)、頭頂部の短い突起(ベレー帽)、耳当て(フライトキャップ)などは、名前を決める手がかりになります。
ネットで調べるときは、「つば 全周 下向き 布 帽子」のように、見分けた特徴をそのまま言葉にして検索すると、名前にたどり着きやすくなります。
ハット(つばが全周にある帽子)の種類と名前14種
ハットは、クラウンの形とつばの広さ・向きで名前が分かれます。表の前半はフェルトや硬いストローで形をきめることが多いもの、後半は布などのやわらかい素材で作られることが多いものです(同じ名前でも素材はさまざまなので、目安としての分け方です)。
| 名前(別名) | クラウン | つば | 特徴・よく使われる素材 |
|---|---|---|---|
| 中折れ帽(ソフト帽、フェドーラ) | 天井の中央に縦のくぼみ。前側をつまむ | 中くらい。前を下げ後ろを上げてかぶることも | フェルトが代表的で、ストローや布の中折れもある。ハットの定番 |
| ボーラーハット(山高帽、ダービーハット) | 丸いドーム形で硬い | 短めで、両脇が反り上がる | フェルトを固く仕上げたものが多い。クラシックな装いに |
| カンカン帽(ボーター、キャノチエ) | 平らな天井の低い円筒形 | 水平で平ら | 麦わらなどを固く成型したストロー。リボンを巻くのが定番の夏の帽子。叩くとカンカンと音がするほど硬いことが名前の由来という説がよく知られています |
| ポークパイハット | 低く、天井が平らで縁に沿って丸くへこむ | 短め。上向きに反らせることが多い | フェルトやストロー。上から見た形がポークパイ(肉のパイ)に似ていることが名前の由来とされる |
| トップハット(シルクハット) | 高い円筒形 | 両脇が反り上がる | 礼装用の帽子。現在は式典や舞台などで見かける |
| テンガロンハット(カウボーイハット) | 大きく高く、天井にくぼみ | 広く、両脇が大きく反り上がる | フェルトや革、ストロー。アメリカ西部のカウボーイのイメージ |
| パナマハット | 中折れの形が多い | 中くらい | 形ではなく素材の名前。パナマ草(トキヤ草)を細く裂いて編んだストローの帽子 |
| ストローハット(麦わら帽子) | さまざま | さまざま | 麦わら・草・紙・化学繊維などを編んだ素材(ブレード)の帽子の総称 |
| バケットハット | 台形。バケツを伏せたような形 | 短め〜中くらいで下向き | 綿などのやわらかい布が多い。カジュアルな服に合わせやすい |
| サファリハット | やや高く、側面に通気穴 | 広めで少し下向き。あご紐付きが多い | 綿やナイロン。日差しや風に強い実用的な形 |
| メトロハット | 丸みのある山 | 下向き | 布やストロー。バケットハットより丸く、やわらかい印象 |
| チューリップハット | 丸み〜ややとがった山。クラウンからつばまでひと続きの布で仕立て、境目がない | 末広がりに下向き | 布製が多い。チューリップの花を逆さにしたような形。クラウンとつばの境目の有無でバケットハットと見分ける |
| クロッシェ(クローシュ) | 深い釣鐘形。耳のあたりまで覆う | 狭く下向き | フランス語で「釣鐘」の意味。フェルト、ニット、ストロー |
| キャペリン | 浅めの丸い山 | 広く、やわらかく波打つ | 女性の日よけ帽の定番。ストローや布 |
この中で普段着にもっとも取り入れやすいのがバケットハットです。下向きのつばが顔まわりの印象をやわらげ、Tシャツにもシャツにもなじみます。メンズ・レディースの合わせ方や、季節・髪型ごとのかぶり方はバケットハットのコーデで詳しく紹介しています。

キャップ・ハンチングなど(つばが前だけの帽子)の種類と名前10種
つばが前だけにある帽子は、クラウンを何枚の布で組み立てているか(パネルの数)と、天井の形で見分けます。野球帽を原型とするキャップのほか、ハンチングやキャスケットもこの系統です。
| 名前(別名) | クラウン | つば | 特徴 |
|---|---|---|---|
| ベースボールキャップ(野球帽) | 6枚の布をはぎ合わせた丸い形。頭頂部に天ボタン | 前にカーブしたつば | もっとも一般的なキャップ。後ろにアジャスターがつくものが多い |
| ローキャップ | 6枚はぎで浅く、芯がなくやわらかい | カーブしたつば | 頭に沿うので、帽子に慣れていない人でもかぶりやすい |
| ジェットキャップ | 5枚はぎで、前面が1枚の平らな面。浅め | 平らなつばが多い | アウトドアやストリート寄りの服でよく見かける |
| トラッカーキャップ(メッシュキャップ) | 前面は厚みのある生地、後ろ半分がメッシュ | カーブまたは平ら | 通気がよく、夏向き |
| ワークキャップ | 天井が平らな円筒形 | 短め | 作業用の帽子が原型。きちんと感のあるカジュアル |
| マリンキャップ | 天井が平らで、やや高さがある | 短く、ロープや刺繍の飾りがつくことが多い | 船乗りの帽子が原型とされる |
| サイクルキャップ | 浅く、頭に沿う | 短く、上に跳ね上げられる | 自転車に乗るときの帽子 |
| キャスケット | 複数枚の布をはぎ合わせたふっくら丸い形。天ボタン付きが多い | 短め | フランス語で「つばのある帽子」。ハンチングより甘めの印象 |
| ハンチング(鳥打帽、フラットキャップ) | 平たく、前に傾いてつばにかぶさる | 短い | 狩猟用の帽子がはじまりとされる。キャップよりきちんと見える |
| サンバイザー | なし(バンドとつばだけ) | 前だけ | 日よけ専用。頭頂部が開いているので蒸れにくい |
キャップは、素材と色しだいで夏の帽子にも冬の帽子にもなります。季節に合う素材・色の選び方とアウター別の合わせ方は冬にキャップはおかしい?浮かない素材・色とアウター別コーデで、ハンチングの呼び名の由来やキャスケットとの違い、かぶり方の手順はハンチング帽とは?かぶり方と似合う顔型で詳しく解説しています。
ベレー帽・ニット帽など(つばのない帽子)の種類と名前8種
つばのない帽子は、生地(フェルト・布・ニット)と、頭へののせ方で呼び分けます。防寒用の耳当て付きの帽子もここにまとめました。
| 名前(別名) | 形 | 主な素材 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| ベレー帽 | 平たく丸い。頭頂部に短い突起(チョボ)がつくものもある | フェルト、ウール、綿 | 深さと傾きで印象が変わる。フランスとスペインにまたがるバスク地方周辺の帽子が原型とされる(諸説あり) |
| ビーニー | 頭の形に沿う丸いニット帽 | ニット | 折り返しのない、頭にぴったりしたものを指すことが多い |
| ワッチキャップ | 深めのニット帽で、すそを折り返してかぶる | ニット | 船の見張り(watch)役がかぶったことが名前の由来とされる |
| ポンポン付きニット帽 | 頭頂部に毛糸の玉がつく | ニット | 防寒用。カジュアルでかわいらしい印象 |
| トーク | つばのない円筒形 | フェルト、布 | 小さめで頭にのせる帽子。女性の礼装などで見られる |
| ターバン | 布を頭に巻いた形 | 布、ニット | 布を巻いたように仕立てた帽子も含めてこう呼ぶ |
| フライトキャップ(パイロットキャップ) | 頭を覆い、耳当てとあご紐がつく | 革、ボア、ナイロン | 防寒用。飛行士の帽子が原型 |
| ロシア帽(ウシャンカ) | 耳当てを上に折り上げてかぶれる | 毛皮や毛皮調の素材 | 寒冷地の防寒帽 |

ベレー帽は、つばがないぶん「どこにふくらみを置くか」で似合い方が大きく変わる帽子です。前後の見分け方から顔型・髪型別のかぶり方まではベレー帽の被り方|基本の4ステップと顔型・髪型別のコツにまとめています。
似ている帽子の違い早見表
名前を調べていて迷いやすいのが、形の近い帽子どうしです。見分けの決め手になる部分を表にまとめました。
| 迷いやすい組み合わせ | 見分けの決め手 |
|---|---|
| 中折れ帽・ポークパイハット・カンカン帽 | 天井を見る。縦のくぼみなら中折れ帽、平らで縁に沿って丸くへこむならポークパイハット、平らで硬く、つばも水平ならカンカン帽 |
| 中折れ帽・パナマハット | 中折れ帽は形の名前、パナマハットは素材の名前。パナマ草で編んだ中折れの帽子は、どちらの名前でも呼べる |
| ボーラーハット・メトロハット | どちらもクラウンが丸い。硬く短いつばの両脇が反り上がればボーラーハット、やわらかいつばが下を向けばメトロハット |
| バケットハット・メトロハット・チューリップハット | クラウンを見る。台形で天井が平らならバケットハット、丸いドームでつばとの境目があればメトロハット、クラウンからつばまで境目なく続いて末広がりならチューリップハット |
| バケットハット・サファリハット | つばの広さと細部。サファリハットのほうがつばが広く、あご紐や通気穴がつくことが多い |
| バケットハット・クロッシェ | 深さとつば。クロッシェは耳のあたりまで覆う深い釣鐘形で、つばが狭い |
| ベースボールキャップ・ジェットキャップ・ワークキャップ | パネルと天井。丸い6枚はぎならベースボールキャップ、前面が平らな5枚はぎならジェットキャップ、天井が平らな円筒形ならワークキャップ |
| ハンチング・キャスケット | 帽体のふくらみ。平たく前に傾くならハンチング、ふっくら丸く天ボタン付きならキャスケット |
| ビーニー・ワッチキャップ | すその折り返し。折り返してかぶる深めのものをワッチキャップと呼ぶことが多い |
| ベレー帽・キャスケット | つばの有無。丸くふくらんでいても、つばがなければベレー帽 |
素材で変わる帽子の名前と季節
帽子は形だけでなく素材でも呼び分けられ、季節感もおおむね素材で決まります。同じバケットハットでも、綿の薄い布なら春夏、コーデュロイやウールなら秋冬の帽子になります。
| 素材 | 特徴 | 主な帽子 | 季節の目安 |
|---|---|---|---|
| フェルト | ウールなどの毛を縮ませて固めた生地。形が崩れにくく、保温性がある | 中折れ帽、ボーラーハット、ベレー帽 | 秋冬 |
| ストロー(ブレード) | 麦わら・草・紙などを編んだ素材。軽く、風を通す | カンカン帽、パナマハット、麦わら帽子、キャペリン | 春夏 |
| 布帛(ふはく) | 綿・麻・ウールなどの織物。やわらかく、洗えるものも多い | キャップ、バケットハット、キャスケット、ハンチング | 通年(生地の厚みで調整) |
| ニット | 糸を編んだ、伸び縮みする生地 | ビーニー、ワッチキャップ、ベレー帽 | 秋冬(薄手の綿ニットは春夏にも) |
| 革・合成皮革 | 丈夫で風を通しにくい | キャップ、ハンチング、フライトキャップ | 秋冬 |
| ナイロン・ポリエステル | 軽く、乾きやすい。撥水加工のものもある | サファリハット、キャップ、バケットハット | 通年、アウトドア |
形の名前と素材の名前は組み合わせて使われます。「フェルトの中折れ帽」「コーデュロイのキャップ」「ニットのベレー帽」のように、商品名では両方が並ぶことが多いので、どちらが形でどちらが素材かを分けて読むと、実物のイメージがつかみやすくなります。
メンズ・レディースに多い帽子の種類と選び方
帽子に男女の決まりはなく、ほとんどの形は男女兼用で使えます。ただ、よく選ばれる種類と、合わせる服の傾向には違いがあります。
メンズに多い帽子の種類
| 種類 | 合わせやすい服 | 印象 |
|---|---|---|
| ベースボールキャップ | Tシャツ、スウェット、デニム | 気軽・スポーティ |
| バケットハット | Tシャツ、シャツ、ワイドパンツ | ゆるさ・こなれ感 |
| 中折れ帽 | ジャケット、シャツ、コート | きちんと・クラシック |
| ハンチング | ジャケット、ニット、シャツ | 落ち着き・紳士的 |
| ニット帽(ビーニー・ワッチキャップ) | ダウン、ブルゾン、パーカー | 冬のカジュアル |
初めての1つなら、カジュアルな服に合わせやすいキャップかバケットハットが取り入れやすい形です。ジャケットやコートを着る機会が多いなら、中折れ帽やハンチングのようにクラウンとつばの形がきちんとした帽子のほうが服となじみます。
レディースに多い帽子の種類
| 種類 | 合わせやすい服 | 印象 |
|---|---|---|
| キャペリン | ワンピース、ロングスカート | 女性らしさ・日よけ |
| ベレー帽 | ニット、コート、シャツ | 柔らかい・知的 |
| バケットハット | ワイドパンツ、ワンピース | カジュアル・こなれ感 |
| キャスケット | スカート、ニット | 甘め・レトロ |
| クロッシェ | ワンピース、コート | クラシック・上品 |
| キャップ | Tシャツ、デニム、スウェット | スポーティ・軽快 |
顔まわりを明るく見せたいときは、つばが小さいか、つばのない帽子を。日差しを避けたいときは、つばが広いか全周にある帽子を選ぶと、目的と形がずれません。
顔の形と相性のよい帽子の種類
| 顔の形 | 相性のよい種類 | ポイント |
|---|---|---|
| 丸顔 | 中折れ帽、ワークキャップ、ハンチング | 高さのあるクラウンや直線的な形で縦のラインを足す。浅めにかぶって額を少し見せる |
| 面長 | バケットハット、キャペリン、ベレー帽 | クラウンの高さを抑え、横に広がるつばやふくらみで縦の長さを和らげる |
| ベース型(四角顔) | つばが広めのハット、ハンチング | 顔幅より広いつばで輪郭を目立たせにくくする。つばを少し斜めにしてもよい |
| 逆三角形 | クロッシェ、ビーニー、バケットハット | 深めにかぶれる形で額の広さを抑える |
| 卵型 | ほとんどの形 | 服装や使う場面に合わせて選べる |
似合う・似合わないは、帽子の種類だけでなくかぶる深さでも大きく変わります。表は目安にして、鏡で正面と横の両方を見ながら深さを調整してください。
帽子のサイズ表記と、種類で違うサイズ調整のしくみ
帽子のサイズは、頭まわりの長さ(cm)で表します。メジャーを眉の少し上・耳の上・後頭部のいちばん出ているところを通るように一周させて測り、商品のcm表記と比べます。S・M・Lの表記はメーカーによって幅が異なるので、cmで確かめるのが確実です。
サイズの調整方法も、帽子の種類によって違います。頭まわりの数値が表記とぴったり合わないときは、調整のしくみがあるかどうかも選ぶ基準になります。
| 調整方法 | しくみ | 多い帽子の種類 |
|---|---|---|
| ストラップ(ベルト+金具) | 後ろのベルトを金具に通して長さを変える | キャップ |
| スナップバック | 後ろの樹脂のベルトを、穴とボタンで留める位置を変えて調整 | キャップ(平らなつばのものに多い) |
| 面ファスナー | 後ろのテープを貼り合わせる位置で調整 | キャップ |
| 紐(ドローコード) | クラウンに通した紐を絞って締め具合を変える | バケットハット、ベレー帽、サファリハット |
| サイズ調整テープ | スベリの裏にテープを貼って少し小さくする | 中折れ帽などのハット |
| 伸縮する生地 | 生地の伸びで頭に沿わせる | ニット帽 |

藍染市場の帽子4種を、種類一覧に当てはめると
藍染市場で扱っている帽子は、この記事の分類でいうと次の4種類です。いずれも男女兼用で、サイズの合わせ方はそれぞれ異なります。
| 商品 | 系統・種類 | 形の特徴 | サイズ・調整(商品ページの表記) |
|---|---|---|---|
| 藍染キャップ | つばが前だけ/キャップ | しっかりとした厚みの綿生地で、型崩れしにくいベーシックな形 | 頭回り約58cm(サイズ調整機能付き)、ツバの長さ約7.5cm |
| 藍染バケットハット | つばが全周/バケットハット | 深めにかぶれるバケットタイプ。柄違いが豊富 | 付属の紐で頭囲約54〜60cmに調整 |
| 藍染ベレー帽 | つばなし/ベレー帽 | 淡いブルーから深いブルーまでの濃淡。水玉・ちょうちょ・ムラ染め・無地 | サイズ調節紐付き |
| 藍染ハンチング | つばが前だけ/ハンチング | 顔まわりをすっきり見せるベーシックなフォルム | フリーサイズ |
- 藍染キャップ — 厚みのある綿生地。頭回り約58cmでサイズ調整機能付き
- 藍染バケットハット — 付属の紐で頭囲約54〜60cmに調整できる
- 藍染ベレー帽 — サイズ調節紐付き。水玉・ちょうちょ・ムラ染め・無地
- 藍染ハンチング — 男女兼用のベーシックなフォルム
キャップとバケットハットは、商品ページの案内どおり、使い始めの1〜2回は他の衣類と分けてぬるま湯で手洗いし、その後は洗濯ネットに入れて洗濯機で洗えます(色移りを防ぐため単独洗いがおすすめです)。藍染の特性上、使い始めは生地表面の余分な染料が落ちることがあります。洗い方と色移りを防ぐコツは藍染アイテムのお手入れガイドで紹介しています。
→ 藍染の帽子をすべて見る / 藍染キャップを見る
まとめ|つば・クラウン・素材の3点で帽子の名前はわかる
帽子の種類は、つばが全周のハット、前だけのキャップ・ハンチング、つばのないベレー帽・ニット帽の3系統に分けると整理できます。そのうえでクラウンの形(くぼみ・平ら・丸み・台形・前傾)と素材(フェルト・ストロー・布・ニット)を見れば、ほとんどの帽子の名前にたどり着けます。季節感は素材で、似合い方はかぶる深さで調整できるので、名前を知ったら次は素材と深さに目を向けてみてください。形ごとの合わせ方やかぶり方は、次の記事で詳しく紹介しています。
- バケットハットのコーデ(メンズ・レディース、季節・髪型別)
- 冬のキャップコーデ(素材・色とアウター別の合わせ方)
- ハンチング帽とは(かぶり方・似合う顔型・キャスケットとの違い)
- ベレー帽の被り方(基本の4ステップと顔型・髪型別のコツ)
よくある質問
帽子の種類はいくつありますか?
決まった数はありません。つばの付き方で「ハット(全周)」「キャップ・ハンチング(前だけ)」「つばなし(ベレー帽・ニット帽など)」の3系統に分けられ、そこからクラウンの形や素材、用途で細かく名前が分かれます。この記事では、よく見かける32種を紹介しています。
ハットとキャップの違いは何ですか?
つばの付き方の違いです。つばが頭のまわり全周にあるのがハット、前だけにあるのがキャップです。英語ではニット帽のようにつばのない帽子もcapと呼ぶことがありますが、カタカナの「キャップ」は前だけにつばのある帽子を指すのが一般的です。
帽子の「つば」「ブリム」「バイザー」は違うものですか?
どれも頭のまわりに張り出した部分を指します。ハットのつばをブリム、キャップの前だけのつばをバイザーと呼び分けることが多いものの、店や作り手によって呼び方はまちまちです。「ひさし」も同じ部分のことです。
パナマハットと中折れ帽の違いは?
中折れ帽は形の名前、パナマハットは素材の名前です。パナマ草(トキヤ草)を編んだストローの帽子をパナマハットと呼び、形は中折れが多いため、両方の呼び名が当てはまる帽子もあります。
ビーニーとニット帽は違うものですか?
ニット帽は編み地で作った帽子の総称で、ビーニーはその一種です。頭の形に沿う丸いニット帽をビーニー、すそを折り返してかぶる深めのものをワッチキャップと呼び分けることが多くあります。
名前がわからない帽子はどう調べればいいですか?
つばの位置、クラウンの形、素材、細部の特徴の順に見て、その特徴を言葉にして検索するのが近道です。たとえば「つば 全周 下向き 布」ならバケットハットやメトロハットが候補になります。
帽子は男女兼用で使えますか?
ほとんどの形は男女兼用で使えます。キャペリンのように女性向けとして定着している形もありますが、サイズが合えば性別を問わずかぶれます。紐やベルトでサイズを調整できる帽子なら、家族で共有しやすくなります。


















