ガーゼストール(藍染市場)
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ストール・マフラーの巻き方|冬に暖かい10種を早見表と手順で解説【メンズ・かわいい・短め】

冬のストールやマフラーは、首まわりをすき間なく覆う「ぐるぐる巻き」「ミラノ巻き」「スヌード巻き」が暖かく、結び目をつくる巻き方ほど動いても崩れにくくなります。巻き方の名前と手順はストールとマフラーで共通ですが、マフラーはストールより幅が狭く厚手のものが多いため、向く巻き方が少し変わります。この記事では、定番のワンループ巻きからアフガン巻き・アスコット巻きまで10種類の巻き方を、難易度・暖かさ・マフラー向きかどうかがひと目でわかる早見表と、番号つきの手順で紹介します。大判・薄手・短いストールの扱い方、コートの襟の形との合わせ方、メンズのビジネス向けの巻き方、レディースのかわいいリボン巻き、気温別の目安もまとめました。

この記事の要点

  • 冬に暖かいのは、首まわりを覆うぐるぐる巻き・ミラノ巻き・スヌード巻き。結び目のある巻き方ほど、動いても崩れにくくなります。
  • 巻き方の名前と手順はストールとマフラーで共通です。ただしマフラーはストールより幅が狭く厚手のものが多いので、幅・長さ・厚みで向く巻き方を選び分けます(布を広げるアフガン巻き・ケープ巻きはマフラーには不向き)。
  • 初めてなら、ひと巻き(一周巻き)とワンループ巻きから。大判は縦にたたむ幅で厚みを調整、薄手は二重・三重に重ねて空気の層をつくる、短いストールは「結ぶ」「掛ける」巻き方を選ぶのが基本です。
  • ノーカラーコートにはコンパクトな巻き方、チェスターコートには前のV字を埋める巻き方、ダウンには首元に厚みを足しすぎない巻き方が合います。
  • メンズはワンループ巻き・ミラノ巻き・アスコット巻きの3つが定番。ビジネスではマフラーをコートの内側に収め、訪問先では建物に入る前に外すのが一般的です。
  • かわいく見せたい日は、胸元にリボンの形をつくるリボン巻きや、首に巻いた部分をねじって輪をつくるポット巻きが5手順ほどでできます。

ストール・マフラーの巻き方早見表|名前・難易度・暖かさ

この記事で紹介する10種類の巻き方を一覧にしました。★の数が多いほど難しい/暖かいことを表します。「マフラー」の列は、幅が狭く厚手のものが多いマフラーで巻きやすいかどうかの目安です。◎はそのまま巻きやすい、○は長さや厚みによってはきれいに決まる、△は布の幅や面積が必要なのでマフラーには不向き、を表します。巻き方の呼び名は雑誌やショップによって異なり、同じ巻き方に別の名前がつくこともあります。名前を押すと、その巻き方の手順に移動します。

巻き方(別名) 難易度 暖かさ マフラー 向くシーン 向くストール
1. ひと巻き(一周巻き・エディター巻き) ★ ★ ◎ 通勤・普段着、すっきり見せたい日 標準〜大判の薄手
2. ワンループ巻き ★ ★★ ◎ スーツ・きれいめのコート 細め〜標準(短めも可)
3. ぐるぐる巻き ★ ★★★ ○(長め) 真冬の外出・風の強い日 長め・大判
4. ニューヨーク巻き ★★ ★★ ◎ ジャケット・トレンチコート 標準(短めも可)
5. ミラノ巻き(ピッティ巻き) ★★★ ★★★ ○(長め・薄手) ノーカラーコート・休日のコート 長め(細くたたむ)
6. 後ろ結び(バック結び) ★ ★★ ○ ニット・ワンピースの上 標準〜大判の薄手(短めも可)
7. アフガン巻き(三角巻き) ★★ ★★★ △ ダウン・カジュアルな装い 大判・正方形
8. スヌード巻き(輪っか巻き) ★★ ★★★ ○(長め) 自転車・屋外で過ごす日 大判の薄手・長め
9. ケープ巻き(肩掛け) ★ ★★ △ 室内や乗り物の中の冷え対策 大判
10. アスコット巻き ★★ ★ ○(薄手) ジャケット・シャツのVゾーン 細め・薄手

迷ったら、ふだんはワンループ巻き、寒さが厳しい日はぐるぐる巻きかスヌード巻き、と使い分けるところから始めてみてください。この2〜3種類を覚えるだけで、冬の多くの場面に対応できます。マフラーで巻くときの選び分けと、メンズ・かわいい巻き方はマフラーの巻き方で紹介しています。

巻く前に:ストールの基本のたたみ方

きれいに巻けるかどうかは、巻く前のたたみ方で大きく変わります。幅の広いストールをそのまま首に回すと、布が片寄ったり、ねじれて厚みがばらついたりしがちです。

  • 縦二つ折り:幅を半分にする基本形。ひと巻き・ワンループ巻きなど、ほとんどの巻き方に使えます。
  • 縦三つ折り・四つ折り:大判をマフラーに近い細さにしたいときに。ミラノ巻きやアスコット巻きのように結び目をつくる巻き方は、細いほうが結び目が小さくまとまります。
  • 蛇腹(じゃばら)たたみ:幅を山折り・谷折りで交互にたたむ方法。ひだがそろうので、ぐるぐる巻きにしても首まわりの厚みが均一になります。
  • 広げたまま:アフガン巻き・ケープ巻きのように、布の面積を生かす巻き方に。

ストールとマフラーの違いや大きさの目安はスカーフとマフラーの違いで整理しています。巻き方の上では、「幅の広いストールも、細くたためばマフラーと同じ巻き方ができる」と覚えておけば十分です。

冬に暖かいストール・マフラーの巻き方10種【手順つき】

手順では、首にかけたときの左右を「長いほう」「短いほう」と呼んでいます。マフラーも同じ手順で巻けます。幅の狭いマフラーなら、最初の「縦にたたむ」手順は飛ばしてかまいません。鏡の前で、ひとつずつ試してみてください。

1. ひと巻き(一周巻き・エディター巻き)

  1. ストールを縦二つ折りにする。
  2. 首にかけ、片側がもう片側より長くなるようにずらす。
  3. 長いほうを首の前から後ろへ回し、ぐるりと一周させて前に戻す。
  4. 両端を前に垂らし、長さをそろえるか、少しずらして抜け感を出す。
  5. 首に巻いた部分を指で軽く引き出し、ふんわりさせる。

首元が詰まりすぎず、垂らした両端が縦のラインをつくるので、すっきり見せたい日に向きます。結び目がないぶんほどけやすいのが弱点。風の強い日は、ワンループ巻きかニューヨーク巻きに切り替えましょう。

2. ワンループ巻き

  1. ストールを縦に細長くたたむ。
  2. 長さを半分に折り、片側に輪(ループ)、反対側に両端がくるようにする。
  3. 首の後ろから回して、輪と両端を体の前に持ってくる。
  4. 両端をそろえて輪の中に通す。
  5. 輪の位置を上下させて、首元の締まり具合を調整する。

手順が少なく、ほどけにくい定番です。首元がV字にすっきりまとまるため、スーツやチェスターコートとの相性がよく、メンズのマフラーの巻き方としてもよく使われます。長さを半分に折って使うので、短めのストールでも形になります。

3. ぐるぐる巻き

  1. ストールを蛇腹にたたみ、幅を半分ほどにする。
  2. 片側を長めにして首にかける。
  3. 長いほうを首にゆるく二周巻きつける。
  4. 残った端を、巻いた部分の内側に入れ込む(または前に垂らす)。
  5. 巻いた布を上下に少しずらし、首まわりにふんわりとボリュームを出す。

首全体を布が覆うので、10種類の中でもとくに暖かい巻き方です。端を内側に入れ込むと、もたつかずにまとまります。二周分の長さが必要なので、短いストールの場合は一周にとどめ、端を前で結んで留めましょう。

4. ニューヨーク巻き

  1. ひと巻きと同じ要領で、片側が長くなるように首に一周させる。
  2. 前に垂れた両端を、首元でひと結びする。
  3. 結び目を少しゆるめ、正面から片側へずらす。
  4. 長いほうの端を前に、短いほうを内側に整える。

ひと巻きに結び目をひとつ足すだけで、ほどけにくさが大きく変わります。結び目が胸元のアクセントになるので、トレンチコートやジャケットの前を開けて着る日に向きます。

5. ミラノ巻き(ピッティ巻き)

  1. ストールを縦三つ折りくらいの細さにたたみ、片側が長くなるように首にかける。
  2. 長いほうを首に一周させて前に戻す。
  3. 前に垂れた長いほうの端で、ゆるいひと結び(こぶ結び)をつくる。結び目はまだ締めない。
  4. 短いほうの端を、ゆるい結び目の中に通す。
  5. 結び目を首元まで引き上げ、両端の長さと形を整える。

首元にぽってりとした結び目ができ、コンパクトなのに暖かいのが特徴です。結び目が首の近くでとまるため、襟のないノーカラーコートにも収まりがよく、メンズのコートスタイルでも定番。ピッティ巻きと呼ばれることもあります。

6. 後ろ結び(バック結び)

  1. ストールを縦二つ折りにして首にかけ、左右の長さをそろえる。
  2. 前でひと結びする(固く締めない)。
  3. 結び目を持って、首の後ろ側へぐるりと回す。
  4. 前にきた布を広げ、胸元にやわらかなたるみをつくって整える。

前から見ると結び目がなく、布がやわらかく垂れるので、ニットやワンピースの上に巻くと上品にまとまります。結び目が背中側にくるため、背もたれのある席に長く座る日は、結び目を前に戻したほうが快適です。

7. アフガン巻き(三角巻き)

  1. 正方形のストールは対角線で三角に折る。長方形の大判は、広げたまま長い辺の中央を持つ。
  2. 三角の頂点(または布の中央)が胸の前にくるように、首の前に当てる。
  3. 両端を首の後ろで交差させる。
  4. 両端を前に戻し、垂らすか、胸元でゆるく結ぶ。
  5. 胸元の布を広げて、ボリュームを整える。

首から胸元までを布が覆うので、ダウンジャケットの前を開けて着る日や、カジュアルな装いに向きます。大判・正方形のストールの面積を生かせる巻き方です。

8. スヌード巻き(輪っか巻き)

  1. ストールの両端をひと結び(固結び)して、大きな輪にする。
  2. 結び目が首の後ろにくるように、輪を首にかける。
  3. 前に垂れた輪を、8の字になるように一回ねじる。
  4. ねじってできた下側の輪を頭からくぐらせ、首に二重にかける。
  5. 結び目を布の内側に隠し、首まわりのボリュームを整える。

筒状になるので風が吹いてもずれにくく、自転車に乗る日や屋外で長く過ごす日に便利です。結び目をほどけば、元の一枚布に戻せます。最初から輪になっているスヌードとの違いはスヌードとは?で紹介しています。

9. ケープ巻き(肩掛け)

  1. 大判ストールを広げたまま、背中側から両肩にかける。
  2. 前に垂れた両端の長さをそろえる。
  3. 片方の端を、反対側の肩へ後ろに向けてふわりと掛ける。
  4. 肩から落ちやすい場合は、ストールピンやブローチで胸元を留める。

肩から背中までを覆うので、コートを脱いだあとの室内や、冷えやすい乗り物の中での温度調整に役立ちます。移動中はひざ掛けとして使うのも一案です。コートの上から掛ければ、ポンチョのようなシルエットになります。

10. アスコット巻き

  1. ストールを縦四つ折りなど細めにたたみ、片側が長くなるように首にかける。
  2. 長いほうを短いほうの上に重ねて交差させる。
  3. 長いほうを、首元の内側から上へくぐらせる。
  4. くぐらせた端を上から下ろし、短いほうを覆うように前に垂らす。
  5. 垂れた部分をジャケットやコートの襟の内側に収めて整える。

シャツの襟元やジャケットのVゾーンにきれいに収まる、きちんと感のある巻き方です。暖かさよりも見た目を整える巻き方なので、真冬はコートの内側に巻いて使いましょう。

大判・薄手・短いストールの冬の巻き方

同じ巻き方でも、ストールの大きさや厚みで仕上がりは変わります。手持ちのストールのタイプに合わせて、巻き方を選び分けましょう。

大判ストールは、たたむ幅で暖かさを調整

幅の広い大判ストールは、たたみ方しだいで厚くも薄くも使えます。真冬は蛇腹にたたんでぐるぐる巻きやミラノ巻きにすると、布が何層にも重なって首元が暖かく、少し暖かい日は縦二つ折りのひと巻きで軽やかに。アフガン巻きやケープ巻きは、大判の面積があってこそきれいに決まる巻き方です。顔が布に埋もれて見えるときは、巻いた布を少し下げて、あごの下にすき間をつくると重たく見えません。

薄手ストールを冬に使うなら、重ね巻きとコートの内側で

薄手のストールは、一枚だけだと冬の外気には心もとないことがあります。そんなときは、二重・三重にゆったり重ねて巻くのが基本です。布と布のあいだに空気が入るので、見た目以上に首元が暖かく感じられます。さらにコートの内側に巻いて襟を閉じれば、首元に風が入り込みにくくなります。薄手は結び目も小さくまとまるので、ニューヨーク巻きやミラノ巻きのような結ぶ巻き方にも向いています。

藍と白のまだら模様に染まったガーゼストールの生地のアップ。ガーゼの織り目が見える
ガーゼストール(藍染市場)— 生地のアップ。ガーゼの織り目と、藍と白がまだらに入った濃淡がわかる

藍染市場のガーゼストールは、ふんわりしたガーゼ素材の一枚です。冬は重ね巻きにしてマフラー代わりに、暖房の効いた室内では肩に掛けて、と巻き方を変えて使い分けられます。ガーゼという生地の特徴はガーゼ服の着心地と魅力で詳しく紹介しています。

短いストールは「結ぶ」「掛ける」巻き方を選ぶ

長さが150cm前後のストールや短めのマフラーは、二周巻くと端が短く残り、ほどけやすくなります。短いときは次の巻き方が向いています。

  • ワンループ巻き:半分に折って輪に通すだけなので、短くてもほどけにくい。
  • ニューヨーク巻き:一周させて前でひと結び。結び目が留め具の役割をする。
  • 後ろ結び:前で結んで後ろへ回すだけなので、長さをあまり使わない。
  • ケープ巻き:長さより幅を使う巻き方。幅の広いストールなら短くても肩を覆える。

反対に、二周以上させるぐるぐる巻きや、結び目のために長さを使うミラノ巻きは、長めのストールのほうがきれいに決まります。

たとえば当店のガーゼストールは、長さ約150cm・幅約82cm。長さは控えめで幅が広いので、縦にたたんでワンループ巻きやニューヨーク巻きにしたり、広げてケープ巻きにしたりと、「短め」と「大判」両方の巻き方を試せます。

藍と白のまだら模様のガーゼストールを、上部で輪をつくり両端を垂らして置いた様子。両端にフリンジがついている
ガーゼストール(藍染市場)— 輪をつくって両端を垂らした状態。両端にフリンジがつき、藍と白がまだらに入った染め模様

正方形のストールは三角か、対角線に細く折って

正方形のストールは、対角線で三角に折ればアフガン巻きに、角から対角線に沿って細長く折りたためば、マフラーと同じようにひと巻きやワンループ巻きに使えます。対角線方向に折ると一辺より長く使えるので、小さめの正方形でも首に回しやすくなります。

40代・50代の冬のストール、巻き方選びのポイント

年代で巻き方を限定する必要はありませんが、首まわりをすっきり見せたい、重いマフラーは避けたい、という場合は次の選び方が目安になります。

  • 胸元に小さなV字をつくる:ワンループ巻きやニューヨーク巻きのように首元が縦に開く巻き方は、首が詰まって見えにくくなります。
  • ボリュームは片側に寄せる:結び目や布のたまりを顔の正面から少しずらすと、顔まわりがすっきり見えます。
  • 薄手の大判を重ねて使う:軽い薄手を重ね巻きにすれば、暖かさを保ちながら首元が重くなりにくくなります。
  • 顔まわりの色を意識する:ストールは顔のすぐ下にくる小物なので、色の印象が顔まわりに出やすいもの。深い藍色は、黒よりやわらかく引き締まった印象になります。

藍色の濃淡や、合わせやすい色の考え方は藍色とはどんな色?で紹介しています。

コートの襟の形で選ぶストールの巻き方

冬のストールは、合わせるコートの襟の形で「収まりのよい巻き方」が変わります。首元にもともとある厚みと、ストールで足す厚みのバランスを考えるのがコツです。

コート・トップス 首元の特徴 向く巻き方 合わせ方のポイント
ノーカラーコート 襟がなく、首元が詰まって見えやすい ミラノ巻き・ワンループ巻き 結び目を小さくして、首元にコンパクトに収める
チェスターコート・テーラードジャケット 前にV字の開きがある ワンループ巻き・アスコット巻き・ひと巻き V字の開きを埋めるように巻くと首元が冷えにくい。薄手は垂らして縦のラインを
ステンカラーコート 襟が小さめで、立てても寝かせても着られる ぐるぐる巻き・ひと巻き 首元に少しすき間を残して巻くと、顔まわりがすっきり見える
トレンチコート 襟が大きく、ベルトなどのディテールが多い ニューヨーク巻き・ひと巻き ストールは細めにたたみ、襟の内側に収めると首元がごちゃつかない
ダウンジャケット・フード付きアウター 首元がもともと厚く、高さがある アフガン巻き・スヌード巻き(薄手) 前を開けて胸元に巻くか、薄手をコンパクトに。厚手を重ねると首が埋もれやすい
タートルネックのニット 首が布で覆われている ケープ巻き・後ろ結び 首に巻かず肩に掛けると、首元がもたつかない

先に巻く?コートの上から巻く?

ストールを巻いてからコートを着る「内巻き」は、襟でストールが押さえられるのでずれにくく、首元がすっきりまとまります。コートを着てから上に巻く「外巻き」は、顔まわりにボリュームが出て、ストールの色や柄が主役になります。寒さが厳しい日や動きの多い日は内巻き、シンプルなコートに華やかさを足したい日は外巻き、と使い分けると迷いません。

なお、藍染のストールは使いはじめに色が移ることがあります。白やベージュなど明るい色のコートに合わせるときは、汗や雨で湿った状態でこすれないよう気をつけてください。色移りの理由と対策は藍染の色落ち・色移りはなぜ?で解説しています。

メンズのストールの巻き方|冬のコート・スーツに合わせる

メンズのストールは、「細めにたたむ」「結び目を小さくまとめる」の2点を押さえると、きちんと感を保ちやすくなります。年代を問わず使いやすいのは、次の3つです。

巻き方 合う装い ポイント
ワンループ巻き スーツ・チェスターコート・ステンカラーコート ビジネスでも浮きにくい定番。縦四つ折りくらいまで細くたたむと、襟元にすっきり収まる
ミラノ巻き ノーカラーコート・ウールのコート・ニット 結び目の厚みで首元が暖かい。休日のコートスタイルに
アスコット巻き ジャケット・シャツ Vゾーンに収まるので、コートを脱いだ室内でも首元が整って見える

ダウンジャケットやカジュアルなアウターには、ぐるぐる巻きやアフガン巻きでボリュームを出すのも似合います。色は、コートと同系色でまとめるか、ストールだけを差し色にするのが基本。藍色のような深い青は、黒・グレー・キャメルといった冬のコートの定番色と合わせやすい色です。藍染市場のガーゼストールは、メンズ・レディースの両方で扱っている一枚。ワンループ巻きにするなら、縦に細くたたんで使うとコートの襟元にも収まります。

首元をストールで埋めると、冬のキャップもなじみやすくなります。キャップとアウターの合わせ方は冬のキャップコーデへ。

マフラーの巻き方|メンズ・レディース・かわいい巻き方

ここまでの10種類は、名前も手順もマフラーと共通です。ただ、マフラーはストールより幅が狭く、ウールやニットなど厚手のものが多いため、同じ巻き方でも仕上がりが変わります。この章では、マフラーで巻き方を選ぶときの基準と、メンズ・レディースそれぞれの定番、リボン巻きなどのかわいい巻き方を紹介します。マフラーとストールそのものの違いやサイズの目安はスカーフ・マフラー・ストールの違いで整理しています。

マフラーとストールで巻き方を選び分ける3つの基準

手持ちのマフラーに合う巻き方は、幅・長さ・厚みの3点でほぼ決まります。

基準 見分け方・マフラーの傾向 向く巻き方 避けたい巻き方
幅 マフラーはストールより幅が狭く、たたまずにそのまま巻ける ひと巻き・ワンループ巻き・ニューヨーク巻き アフガン巻き・ケープ巻き(布の面積が足りない)
長さ 首に二周巻いても両端が胸元より下まで垂れれば「長め」、二周すると端が短く残るなら「短め」(長さ150cm前後は短めに入りやすい) 長め:ぐるぐる巻き・ミラノ巻き・スヌード巻き・リボン巻き/短め:ワンループ巻き・ニューヨーク巻き・後ろ結び 短めのマフラーで二周させる巻き方(端が残らず、ほどけやすい)
厚み 厚手のウールやニットは、結び目が大きくかさばりやすい 厚手:ひと巻き・ワンループ巻き/薄手:ミラノ巻き・アスコット巻き・リボン巻き 厚手でのアスコット巻き(Vゾーンに収まりにくい)

反対に、幅の広いストールも縦に細くたためば、マフラーと同じ感覚で巻けます。たとえば当店のガーゼストールは幅約82cmなので、縦に三つ折りにすると幅は30cm弱。この細さなら、短めのマフラーと同じようにワンループ巻きやニューヨーク巻きで首元に収まります。

メンズのマフラーの巻き方|ビジネス・コートの上と中・長いマフラー

メンズの基本は、上の表で紹介したワンループ巻き・ミラノ巻き・アスコット巻きの3つです。マフラーで巻くときは、次の点を押さえておくと場面ごとに迷いません。

  • ビジネス(スーツ・チェスターコート):無地で薄手〜中厚手のマフラーをワンループ巻きかひと巻きにして、コートの内側に収めるのが定番です。襟元から少しのぞく程度にすると、スーツのVゾーンが崩れません。コートを着ずにジャケットの上から巻く日は、Vゾーンに収まるアスコット巻きが向いています。
  • 訪問先でのマナー:取引先などを訪ねるときは、建物に入る前にコートと一緒にマフラーも外しておくのが一般的です。結び目の少ないワンループ巻きやひと巻きなら、着け外しも手早くすみます。
  • 休日はコートの上から:ウールのコートやダウンには、コートを着てから上に巻く「外巻き」でミラノ巻きやぐるぐる巻きのボリュームを見せると、首元がおしゃれにまとまります。内巻き・外巻きの使い分けは先に巻く?コートの上から巻く?で紹介しています。
  • 長いマフラー:二つ折りにしても端が長く余るときは、ワンループ巻きで輪に通した両端をそのまま長めに垂らして縦のラインを見せるか、首に二周させるぐるぐる巻き、結び目に長さを使うミラノ巻きで長さを収めます。

レディースのかわいいマフラーの巻き方①リボン巻き

かわいく見せたい日は、胸元に形をつくる巻き方が向いています。リボン巻きは、マフラーの片側でリボンの羽根をつくり、もう片側で中央を留める巻き方です。薄手〜中厚手のマフラーだと羽根がきれいに開きます。

  1. マフラーを、片側がもう片側よりかなり長くなるようにずらして首にかける。
  2. 長いほうを首に一周させて前に戻す。
  3. 長いほうの端を胸元で横向きに二つ折りにし、リボンの羽根をつくる。
  4. 短いほうを羽根の中央に上からかぶせて後ろ側へ回し、首に巻いた部分の内側に下から差し込む。
  5. 羽根を左右に引き出して広げ、リボンの形を整える。

薄手や細めのマフラーなら、首に一周させた両端を胸元でちょう結び(リボン結び)にするだけでもリボンの形になります。厚手のマフラーはちょう結びにすると結び目がかさばるので、上の手順のように片側だけで羽根をつくるほうがすっきりまとまります。

かわいいマフラーの巻き方②ポット巻き

ポット巻きは、首にゆるく一周させた部分をねじって輪をつくり、そこに両端を通す巻き方です。ひと巻きに「ねじる」「通す」をひと手間足した形で、首元にねじれた結び目ができます。

  1. マフラーを、片側が長くなるように首にかける。
  2. 長いほうを首にゆるく一周させて前に戻し、両端の長さがそろうように整える。首に巻いた部分には、指が入るくらいのゆとりを残す。
  3. 首の前で、巻いた部分を少し引き出して一回ねじり、輪をつくる。両端を通すので、輪は大きめにする。
  4. 両端を、ねじってできた輪に上から通す。
  5. ねじれた部分を首元に寄せ、両端の長さと形を整える。

結び目がねじれて留まるので、ひと巻きよりほどけにくく、両端が縦のラインをつくるのでメンズのカジュアルなコートにも合います。首に一周させてから両端を輪に通すため、短いマフラーより標準〜長めのマフラーのほうが形になり、厚手のものほど長さに余裕があるほうがきれいに決まります。ほかに、顔まわりにボリュームを出したいならミラノ巻きやスヌード巻き、ニットやワンピースの上なら結び目を背中へ回す後ろ結びも、マフラーでそのまま使えます。

シンプルなマフラーの巻き方

結び目や形を目立たせたくない日は、つくり込まない巻き方を選びます。首にかけて左右に垂らすだけの「かけるだけ」、首に一周させるひと巻き、半分に折って輪に通すワンループ巻きの3つは、どれも5手順以内で、マフラーの色や素材感をそのまま見せられます。かけるだけやひと巻きがほどけやすいと感じたら、ひと巻きの両端を前でひと結びするニューヨーク巻きに切り替えましょう。

短めのマフラーの巻き方(レディース・メンズ)

短めのマフラーは、短いストールの巻き方と同じく「結ぶ」巻き方が基本です。ただし幅の狭いマフラーでは、ケープ巻きのように幅で肩を覆う巻き方ができません。ワンループ巻き・ニューヨーク巻き・後ろ結びから選びましょう。どれも結び目を首元に寄せて巻くとコンパクトにまとまり、コートの襟の内側にも収まります。反対に、首に二周させるぐるぐる巻きや、一周させてから羽根をつくるリボン巻き、一周させてから両端を輪に通すポット巻きは、長めのマフラーのほうがきれいに決まります。

気温別・ストールの巻き方の目安

同じストールでも、気温に合わせて巻き方を変えると、暑すぎず寒すぎずに過ごせます。下の表はあくまで目安です。風の強い日や、長く屋外にいる日は、一段階暖かい巻き方を選んでください。

気温の目安 向く巻き方 合わせるアウターの例
20℃前後 ケープ巻き・ひと巻き 長袖シャツ・カーディガン
15℃前後 ワンループ巻き・ニューヨーク巻き・後ろ結び ジャケット・トレンチコート
10℃前後 ミラノ巻き・アフガン巻き・ぐるぐる巻き ウールのコート
5℃以下 ぐるぐる巻き・スヌード巻き(コートの内側に巻く) ダウン・厚手のコート

暖房の効いた室内や電車の中では、ストールを外して肩に掛けたり、ひざ掛けにしたりすると、体温の調整がしやすくなります。気温ごとに向くアウターの種類はジャケット・コートの種類一覧も参考にしてください。

ストールが崩れない・ずれないコツ

  1. 巻く前に幅をそろえてたたむ:ひだがそろうと布同士が安定し、動いても形が崩れにくくなります。
  2. 結び目のある巻き方を選ぶ:ひと巻きやケープ巻きのように結ばない巻き方はずれやすく、ワンループ巻き・ニューヨーク巻き・ミラノ巻きは留まりやすい巻き方です。
  3. 端をしまう:垂れた端をコートの内側や、巻いた布のすき間に入れ込むと、風にあおられにくくなります。
  4. 内巻きにして襟で押さえる:先にストールを巻いてからコートを着ると、襟が留め具の代わりになります。
  5. ショルダーバッグのストラップに注意:ストラップがストールの上に重なると、こすれて形が崩れやすくなります。ストラップを先にかけてから巻くか、反対の肩にかけましょう。
  6. ピンやブローチで一か所留める:ケープ巻きや大判の肩掛けは、胸元を一か所留めるだけで落ちにくくなります。

まとめ

冬のストールやマフラーは、首まわりを覆うぐるぐる巻き・ミラノ巻き・スヌード巻きが暖かく、結び目のある巻き方ほど崩れにくくなります。初めてならひと巻きとワンループ巻きから覚え、大判はたたみ方で厚みを調整、薄手は重ね巻き、短いストールは結ぶ・掛ける巻き方を選ぶのが基本です。マフラーも同じ巻き方で巻けますが、幅が狭く厚手のものが多いので、厚手は結び目の少ないワンループ巻きやひと巻き、長いマフラーはぐるぐる巻きやミラノ巻き、かわいく見せたい日はリボン巻きやポット巻きが合わせやすい巻き方です。コートの襟の形とその日の気温を目安に、巻き方を選んでみてください。

→ ストール・マフラー一覧を見る / ガーゼストールを見る

よくある質問

冬に一番暖かいストールの巻き方は?

首まわりをすき間なく覆う「ぐるぐる巻き」と、両端を結んで筒状にする「スヌード巻き」が暖かい巻き方です。首元に結び目の厚みが出る「ミラノ巻き」も、コンパクトなわりに暖かく感じられます。さらにコートの内側に巻いて襟を閉じると、首元に風が入りにくくなります。

短いストールでもできる巻き方は?

長さが150cm前後のストールなら、半分に折って輪に通す「ワンループ巻き」、一周させて前で結ぶ「ニューヨーク巻き」、前で結んで後ろへ回す「後ろ結び」が向いています。幅の広いストールなら、広げて肩に掛ける「ケープ巻き」もできます。二周以上巻くぐるぐる巻きは、端が短く残ってほどけやすくなります。

薄手のストールは冬でも使えますか?

使えます。二重・三重にゆったり重ねて巻くと、布のあいだに空気が入り、一枚で巻くより首元が暖かく感じられます。コートの内側に巻いて襟を閉じれば、冷たい風も入りにくくなります。厚手のマフラーの重さが気になる方にも取り入れやすい使い方です。

メンズにおすすめのストールの巻き方は?

スーツやチェスターコートには「ワンループ巻き」、ノーカラーコートやニットには「ミラノ巻き」、ジャケットのVゾーンには「アスコット巻き」が合わせやすい巻き方です。どれもストールを縦に細めにたたむと、首元がすっきりまとまります。ダウンなどカジュアルなアウターには、ぐるぐる巻きでボリュームを出すのも似合います。

ストールがずれる・ほどけるのを防ぐには?

巻く前に幅をそろえてたたみ、ワンループ巻きやニューヨーク巻きなど結び目のある巻き方を選ぶと崩れにくくなります。垂れた端をコートの内側に入れ込む、先にストールを巻いてからコートを着て襟で押さえる、といった方法も効果的です。大判の肩掛けは、ピンやブローチで胸元を一か所留めると落ちにくくなります。

ストールはコートの上と中、どちらに巻くのがいいですか?

寒さが厳しい日や動きの多い日は、先に巻いてからコートを着る「内巻き」がずれにくく、首元も暖かく保てます。顔まわりに華やかさを出したい日は、コートの上から巻く「外巻き」でストールの色や柄を見せるのがおすすめです。ノーカラーコートのように首元が詰まったコートに外巻きするなら、ミラノ巻きなどコンパクトな巻き方を選びましょう。

マフラーとストールで巻き方は同じですか?

巻き方の名前と手順は同じで、この記事の10種類はマフラーでも巻けます。ただしマフラーはストールより幅が狭く厚手のものが多いため、アフガン巻きやケープ巻きのように布を広げて使う巻き方には向きません。厚手のマフラーは結び目がかさばりやすいので、ワンループ巻きやひと巻きなど結び目の少ない巻き方がすっきりまとまります。

マフラーの巻き方にはどんな名前(種類)がありますか?

ストールと共通の代表的な巻き方は、ひと巻き(一周巻き・エディター巻き)、ワンループ巻き、ぐるぐる巻き、ニューヨーク巻き、ミラノ巻き(ピッティ巻き)、後ろ結び(バック結び)、アフガン巻き、スヌード巻き、ケープ巻き、アスコット巻きなどです。マフラーでは、首に巻いた部分をねじって輪をつくり両端を通す「ポット巻き」や、胸元にリボンの形をつくる「リボン巻き」もよく使われます。呼び名は雑誌やショップによって異なり、同じ巻き方に別の名前がつくこともあります。

スーツに合うメンズのマフラーの巻き方は?

スーツやチェスターコートには、半分に折って輪に通す「ワンループ巻き」か、首に一周させて垂らす「ひと巻き」が合わせやすく、マフラーはコートの内側に収めると襟元がすっきりします。コートを着ずにジャケットの上から巻くなら、Vゾーンに収まる「アスコット巻き」が向いています。取引先を訪ねるときは、建物に入る前にコートと一緒にマフラーも外すのが一般的です。

マフラーのかわいい巻き方で、簡単なのはどれですか?

胸元にリボンの形をつくる「リボン巻き」と、首に巻いた部分を一回ねじって輪をつくる「ポット巻き」が、どちらも5手順ほどでできるかわいい巻き方です。薄手や細めのマフラーなら、首に一周させた両端をちょう結びにするだけでもリボンの形になります。顔まわりにボリュームを出したい日は、ミラノ巻きも合います。

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AIZOME ICHIBA

日常を彩る、藍染のある暮らし

着るほどに馴染み、使うほどに表情が変わる。藍染市場のアイテムを、ぜひお手元で。