コクーンパンツ・カーブパンツのコーデは、トップスの裾をパンツのふくらみに重ねず、すぼまった裾から足首をのぞかせるのが基本です。どちらも腰から太ももにゆとりがあって裾へ細くなる形なので、トップスの裾がどの高さで終わるか、裾と靴のあいだに何を見せるかで、同じ一本でもすっきり見えるか、太って見えるかが分かれます。この記事では、トップスの丈と靴の早見表を中心に、季節別のコーデ例、40代・50代の合わせ方、似合わない・太って見えるときの直し方、骨格タイプ別の目安までをまとめました。最後に、藍染市場のコクーンパンツとカーブパンツの実寸と、コーデでの活かし方を紹介します。
この記事の要点
- コクーンパンツ・カーブパンツのコーデで見るのは、パンツがいちばんふくらむ高さ(ヒップ〜太もも。股上の深い藍染市場の2本では股の高さ〜太もも)と、すぼまった裾の2か所です。
- トップスは、短め丈ならそのまま、標準丈は前だけインに。お尻が隠れるチュニック丈は、前だけインにするか、前開きなら羽織りにして前を開けて着ます。
- 靴は、裾と靴のあいだ(足首まわり)の見せ方で選びます。春夏は素肌の足首を見せ、秋冬は靴下やタイツをパンツか靴の色にそろえると、脚がひと続きに見えます。
- 太って見える原因の多くは、トップス・アウター・バッグの横の線がふくらみに重なること、上下とも丸いシルエット、長すぎて足首でたまった裾です。
- 骨格タイプ別の「似合う・似合わない」は説が分かれます。体のどこに厚みがあるかで、丸みの大きさとトップスの丈を決めると迷いにくくなります。
コーデの決め手は「ふくらむ高さ」と「すぼまる裾」の2か所
コクーンパンツは、腰から太ももを繭(cocoon)のように丸く包み、膝下から裾へすぼまる形のパンツです。カーブパンツは、脚の外側が緩やかな弧を描きながら裾へすぼまる形で、名前の由来や両者の違いはカーブパンツとは?コクーンパンツとの違いで詳しく解説しています。
どちらも、コーデを組むときに確かめたいのは次の2か所です。
- パンツがいちばんふくらむ高さ:腰から太ももにかけて、コクーンは前後左右に丸く、カーブは脚の外側に弧を描いて張り出します。股上が約34〜35cmと深い藍染市場の2本では、いちばんふくらむのは股の高さから太もものあたりです。ここにトップスやアウターの裾、バッグが重なると、横の線が加わって幅が強調されます。
- すぼまった裾と靴のあいだ:裾が細くまとまるので、裾が靴にかぶさることはほとんどありません。足首まわりに素肌・靴下・タイツのどれを見せるかで、足元の重さが変わります。
考え方は2本とも同じで、どちらもトップスはコンパクトにするのが基本です。ふくらみの大きいコクーンは上半身をすっきりまとめるほど丸みが引き立ち、コクーンより丸みを抑えた形が多いカーブは、身幅のすっきりした標準丈のトップスなら、出して着ても重く見えにくくなります。この記事では、藍染市場のコクーンパンツとカーブパンツ(どちらもフリーサイズ・総丈約87cm)を例にしています。

裾をゴムやギャザーで絞ってふくらませたバルーンパンツは、足元にもボリュームが残るので、合わせ方の考え方が少し違います(バルーンパンツとは)。そのほかの形や丈の名前はズボンの種類一覧で整理しています。
トップスは「裾がどこで終わるか」で選ぶ|コクーン・カーブ別の丈とイン・アウト早見表
トップスの合わせ方は、着丈によって裾が体のどこで終わるかで決まります。下の図は、同じコクーンパンツに丈の違うトップスを合わせた例です。裾がパンツのふくらみより上で終わるか、前を開けて縦の線をつくれば、丸みはすっきり見えます。

| トップスの丈(裾の位置) | コクーンパンツ | カーブパンツ | 藍染市場の例(着丈) |
|---|---|---|---|
| 短め丈(ウエスト〜腰骨のあたり) | ◎ そのまま出して着る。裾が腰の高い位置で終わり、丸みがそのまま見える | ◎ そのまま。腰から脚の外側の弧がよく見える | レディースベスト(約47cm。インナーはパンツに入れて重ねる)、襟付きタンクトップ(約53cm) |
| 標準丈(腰骨〜お尻の中ほど) | ○ 前だけイン、薄手なら全部イン。出して着るなら身幅の控えめなものを | ◎ 前だけイン。身幅のすっきりしたものならそのままでも | アジアンブラウス-藍-(約56cm)、モダンシャツ(約59cm)、タートルネックプルオーバー(ガーゼ)(64cm)、タートルネックショート(約66cm) |
| チュニック丈(お尻が隠れ、太ももの上のほうまで) | △ そのまま着ると、裾の線がふくらみに重なる。前開きのものなら羽織りにして前を開ける | △ そのまま着るなら身幅のすっきりしたものを。ゆったりしたものは前だけインか、前開きなら羽織りに | セミロングプルオーバー(約75cm)、Vネックブラウス(約76cm) |
| 長めの羽織り(前開き・太ももまで) | ○ 前を開けて着る。左右の前端が縦の線になり、裾の横線が目立たない | ○ 前を開けて着る | Aラインマンダリンジャケット(約77cm)、リバーシブルコート(約80cm) |
着丈は首の付け根(後ろ襟ぐりの中心、または肩のいちばん高いところ)から裾までを測るのが一般的なので、裾が体のどこで終わるかは人によって変わります。目安は、首の後ろの付け根からウエストまでの長さ(採寸でいう「背丈」)を背中に沿って測り、着丈から引くと出せます(測り方はベストのコーデで紹介)。首の付け根からウエストまでが40cmの人なら(計算のための例です)、着丈約59cmのモダンシャツはウエストから約19cm下で裾が終わります。着丈約75cmのセミロングプルオーバーなら約35cm下です。藍染市場のコクーンパンツ・カーブパンツは股上が約34〜35cmです。ウエストの位置で穿くと、この差が35cm前後のトップスは、裾がちょうど股の高さ、つまりふくらみが目立ち始める位置で終わる計算です。
全部イン・前だけイン・出す、の決め方
トップスをパンツに入れると、ウエストの位置がはっきりして脚の始まりが分かり、丸みのあるシルエットとの対比が生まれます。ただし、厚手のトップスを全部入れると、ウエストまわりに布がたまって腰がもたつきます。全部インは薄手のシャツやブラウス、前だけインは厚手のニットやお腹まわりが気になるとき、と使い分けると失敗が減ります。前だけインは、前中心の裾だけを少しパンツに入れ、脇と後ろは出しておく着方で、ウエストの位置を見せながら、お腹の前には布がゆるく落ちます。
藍染市場のコクーンパンツの商品説明でも、身頃が短めのトップスで足首を少し見せる合わせ方と、襟付きシャツを軽くタックインしてオフィスカジュアルにする合わせ方を紹介しています。後ろには大きなポケットがあり、短め丈のトップスやインで着ると、後ろ姿にもアクセントが出ます。

ゆったりしたトップスや、丸みのあるトップスを合わせたいとき
身幅の広いブラウスやプルオーバーを合わせると、上下とも丸いシルエットになり、全体がひとまわり大きく見えがちです。そんな日は、前だけインでウエストの位置を見せ、手首か首元のどちらかを出して細い部分をつくります。裾にギャザーを寄せて丸みを出した切換えプルオーバー -ガーゼ-(着丈約61cm)のようなトップスも同じです。コクーン・カーブのどちらに合わせるときも、前だけインにすると上下の丸みが重なって見えにくくなります。
トップスとパンツを同じ藍の色合いでそろえると、裾の境目が目立ちにくく、縦にひと続きに見えます。反対に、白や生成りのトップスは裾の位置がはっきり見えるので、丈の選び方がより大切になります。
コクーンパンツ・カーブパンツに合う靴|裾と靴のあいだをどう見せるか
裾がすぼまる2本は、裾が靴にかぶさらず、靴がほぼ丸ごと見えます。そのぶん、裾と靴のあいだ(足首まわり)に何を見せるかと、靴の形と色が、コーデの印象を左右します。

| 足首まわりに見せるもの | 合わせやすい靴 | コクーン・カーブで気をつけること |
|---|---|---|
| 素肌(春夏) | サンダル、甲の浅いパンプス、フラットシューズ、ローカットのスニーカー | くるぶしが見える長さに。丸みの大きいコクーンには、甲の見える靴やつま先が細めの靴のほうが足元が締まって見える |
| 靴下(春・秋) | ローファー、スニーカー | 靴下をパンツか靴の色に寄せると脚がひと続きに見える。白いスニーカーは足元が明るく軽く見える(色移りは下の注意を参照) |
| タイツ・ブーツ(秋冬) | ショートブーツ | 裾を筒の上端にかけ、すき間はタイツの色でつなぐ。筒が裾より太いと段差ができるので、足首に沿う細めの筒を |
ボリュームのあるスニーカーは足元に厚みが出るので、トップスはコンパクトにまとめます。
足首を見せない季節は「色でつなぐ」
秋冬に素肌を見せたくないときは、足首まわりを色でつなぎます。藍のパンツに紺や黒の靴下・タイツを合わせ、靴も濃い色にすると、裾から足先までがひと続きになって縦に長く見えます。白や生成り、グレーの靴下で足首に明るさを入れると、すぼまった裾が際立って軽い印象です。どちらにするかは、トップスや小物の色と合わせて、全身で2〜3色に収まるかで決めるとまとまります。
長すぎて裾がたまるときは、穿く位置か折り返しで直す
裾がどの高さで終わるかは、身長やウエストを穿く高さでも変わります。総丈を自分の体の寸法に当てはめて、裾が床から何cmで終わるかを計算する方法はワイドパンツのコーデの「丈の決め方」で紹介しています。すぼまる裾は、長すぎると足首のあたりでしわになってたまり、丸みだけが残って足元が重く見えます。そのときは、ウエストを穿く位置を少し上げるか、裾を1回だけ細く折り返して、くるぶしのあたりで裾が終わるように整えてください。

カーブパンツのように裾に飾りのあるパンツは、靴を飾りの少ないものにすると、足元のアクセントがひとつにまとまります。また、藍染のパンツは使い始めに色が移ることがあるので、白い靴や明るい色の靴下と合わせるときは、こすれに気をつけてください(洗い方は藍染アイテムのお手入れガイド)。
秋冬のアウターと小物|丸いアウターは重ねず、バッグは腰より上に
羽織りを重ねる季節も、確かめるのは「アウターの裾がどこで終わるか」と「丸いシルエットが重ならないか」の2つです。
- 腰までのショート丈:パンツの丸みとウエストの位置がそのまま見え、いちばんバランスをとりやすい丈です。
- お尻〜太ももまでの丈:裾がパンツのふくらみの高さで終わりやすい丈です。前を開けて着ると、左右の前端が縦の線になって横の線が目立ちません。藍染市場のAラインマンダリンジャケット(約77cm)やリバーシブルコート(約80cm)も、この丈にあたります。
- 膝下のロング丈:パンツは膝下のすぼまる部分だけが見え、全体が縦に長くまとまります。丸みは隠れるので、室内でコートを脱いだときのトップスとの組み合わせまで決めておくと安心です。
- 丸みのあるアウター:繭のように丸いコートや、ふくらみのあるダウンを重ねると、丸いシルエットが上下で重なります。アウターが丸いときは、前を開けて縦の線をつくるか、首・手首・足首など細い部分を見せます。
インナーと羽織りの丈の差のつけ方は重ね着の基本ルールにまとめています。
小物は縦の線を足し、横の線を避ける
ストールは首に巻き込むより、肩から縦に垂らすと上半身に縦の線が加わり、パンツの丸みと釣り合います。ガーゼストールは長さ約150cm・幅約82cmの大判で、肩から垂らす使い方にも向く大きさです(巻き方はストール・マフラーの巻き方)。ショルダーバッグは、本体が腰の横に下がると、ちょうどパンツがふくらみ始める高さに横幅が加わります。肩紐を短めにして本体がウエストより上に来るようにするか、手に持つと、腰まわりがすっきり見えます。パッチショルダーバッグのように肩紐の長さを調節できるものなら、合わせるトップスの丈に応じて高さを変えられます。帽子は視線を上に集めるので、丸みのあるパンツで重心が下がって見える日に役立ちます。
- Aラインマンダリンジャケット — 前を開けてカーディガンのように羽織れる。着丈約77cm
- ガーゼストール — 長さ約150cm・幅約82cmのガーゼ素材
- パッチショルダーバッグ — 紐の長さを調節できる、マチの広いショルダー
季節・シーン別のコーデ例|藍染市場のアイテムで組む6通り
ここまでの考え方を、藍染市場のトップスと小物で組んだ例です。手持ちの服に置き換えるときも、トップスの丈と足首の見せ方をそろえれば、同じ考え方で組めます。
| シーン・パンツ | トップス・羽織り | 足元・小物 | ポイント |
|---|---|---|---|
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通勤(春・秋) コクーンパンツ |
モダンシャツ(約59cm)を前だけイン | ローファー、濃い色の靴下 | 襟と縦に流れる模様で、丸みのあるパンツがきちんと見える |
|
休日 カーブパンツ |
コットンT「パンダ」(S〜XL・着丈66〜78cm) | ローカットのスニーカー、藍染バケットハット | 長めのサイズは前だけインに。白く抜いた柄が、上下藍のコーデのアクセントになる |
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夏 コクーンパンツ |
襟付きタンクトップ(約53cm)をそのまま | サンダル、冷房よけにガーゼストール | 短い丈で、パンツの丸みと後ろのポケットが見える |
|
秋 カーブパンツ |
Vネックブラウス(約76cm)を前だけインし、袖をまくってタブで留める | ショートブーツ、パンツと同じ系統の色のタイツ | 腰まわりを包む丈は前だけインにしてウエストの位置を見せる。Vネックで首元に縦の線、まくった袖から手首を見せる |
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冬 コクーンパンツ |
タートルネックショート(約66cm)を前だけインし、リバーシブルコート(約80cm)を前開きで | ショートブーツ、ストールを縦に垂らす | コートの前端の縦の線で、太ももで終わる裾の横線を目立たせない |
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きれいめ(40代・50代) コクーンパンツ |
アジアンブラウス-無地-(約61cm・立ち襟)を前だけイン | 甲の見えるパンプスかローファー | 立ち襟で首元がすっきり見え、楊柳綿の生地は肌に張り付きにくい |
- モダンシャツ — 縦に流れる模様。着丈約59cm、サイドスリット約15cm
- 襟付きタンクトップ — 首元の襟が特徴。着丈約53cm
- Vネックブラウス — 腰回りを包む丈。袖はタブとボタンでまくって留められる。着丈約76cm
- アジアンブラウス-無地- — 楊柳綿の立ち襟シャツ。着丈約61cm
40代・50代のコクーンパンツ・カーブパンツコーデ|部屋着に見せない3つの足し算
腰まわりのゆとりと穿き心地の楽さは、コクーンパンツ・カーブパンツのうれしいところです。一方で、柔らかいカットソーにぺたんこの靴など、楽な要素だけで組むと部屋着のように見えやすくなります。40代・50代は、次の3つのうち1つを足すと、落ち着いた印象にまとまります。
- 襟かハリを足す:Tシャツやカットソーの代わりに、襟付きのシャツや立ち襟のブラウス、張りのある生地のトップスを選ぶと、ゆとりのあるパンツでもきちんと見えます。
- 足元をきれいめに:ローファー、甲の見えるパンプス、飾りの少ないスニーカーに。サンダルなら細いストラップのものを。
- 色を2〜3色に絞る:藍のパンツに白・生成り・グレーを合わせるか、上下を藍の濃淡でそろえます。色や柄を重ねないほうが、丸いシルエットが落ち着いて見えます。
気になるところ別の合わせ方
- お腹まわり:全部インより前だけインに。ウエストの位置は見せつつ、お腹の前には布がゆるく重なります。ウエストのすぐ下で終わる短め丈をそのまま着るのも方法です。
- ウエストのギャザー:ゴムのギャザーを見せたくないときは、全部インも前だけインも避け、ウエストのすぐ下で終わる短め丈のトップスをそのまま着ます。ベストを使うなら、インナーをパンツに入れてからフレンチベスト(着丈約49cm)のような短いベストを重ねて前を留めると、ウエストまわりを覆っても、パンツの丸みは隠しません。
- 二の腕:肘まで隠れる六分ほどの袖のアジアンブラウス-藍-(着丈約56cm)のように、腰にかかる程度の丈で袖のあるトップスを前だけインにすると、腕を覆いながらウエストの位置とパンツの丸みも見せられます。
- 足首を出したくない:パンツと同じ系統の色の靴下・タイツでつなぐか、ショートブーツで覆います。足首を隠しても、裾から靴まで色がつながっていれば重く見えにくくなります。
コクーンパンツ・カーブパンツが「似合わない」「太って見える」ときの原因と直し方
似合わない・太って見えると感じたら、正面だけでなく横と後ろからも鏡で見てください。コクーンパンツの丸みは前後にも出るので、正面では気づかない線の重なりが見えます。原因はパンツの形だけでなく、組み合わせた服の線の位置にあることも少なくありません。よくあるのは次の4つです。
| 原因 | 鏡で気づくところ | 直し方 |
|---|---|---|
| 横の線がふくらみに重なる | 横・後ろから見て、トップスやアウターの裾、バッグの本体が、お尻から太ももがいちばん張り出す高さにある | トップスは短め丈か前だけイン、羽織りは前を開ける、バッグは肩紐を短く |
| 上下とも丸い | 正面から見て、肩から裾まで輪郭が丸く広がっている | どちらか一方をすっきりさせる。トップスを替えにくいなら前だけインにし、手首や足首など細い部分を見せる |
| 裾がたまる | 横から見て、くるぶしの上に裾のしわが重なっている | ウエストを穿く位置を少し上げるか、裾を1回だけ細く折る |
| 低身長で、丸みと丈が体に対して大きい | 全身を映すと、パンツに着られているように見え、重心が下がっている | 短め丈で腰の位置を上げ、足首を見せる。靴とパンツの色をそろえる |
カーブパンツは、正面から見て脚の外側の弧がいちばん外に出る位置を、トップスの裾が横切っていないかを確かめます。
骨格タイプ別の目安|コクーンパンツ・カーブパンツの「似合う骨格」は説が分かれる
骨格タイプ(骨格診断)は、体の厚みや骨・関節の感じ、筋肉や脂肪のつき方から、似合いやすい服の形や素材の傾向を見る民間の診断方法です。診断する人や基準によって判定や「似合う」とされる服が違うことがあり、コクーンパンツ・カーブパンツについても、骨格ストレートに「似合う」とする説明と「着ぶくれしやすい」とする説明の両方が見られます。下の表は、それぞれのタイプでよく言われる傾向をもとにした目安です。
| タイプ(一般に言われる体の特徴) | コクーン・カーブパンツについてよく言われる傾向 | 合わせ方の目安 |
|---|---|---|
|
骨格ストレート 体に厚みがあり、筋肉のハリが出やすい |
丸みが大きいと着ぶくれして見えやすい | カーブパンツに多い、ふくらみの控えめな形やハリのある生地から。トップスはVネックや襟付きでシンプルに、前だけインで腰の位置を見せる |
|
骨格ウェーブ 上半身が薄く、下半身に重心が出やすい |
下半身のボリュームで重心が下がりやすい(カーブでも太ももの外側に弧が出る) | 短め丈かインでウエストの位置を高く見せ、甲や足首の見える靴で足元を軽く |
|
骨格ナチュラル 骨や関節がしっかりしていて、フレームが大きい |
ゆとりのある形を着こなしやすい | コクーン・カーブとも丸みをそのまま活かせる。上下ともゆったりさせるなら、首・手首・足首のどこかを見せる |
迷ったら、骨格タイプの名前より「体のどこに厚みがあるか」で考えると判断しやすくなります。お腹や腰まわりを丸みで覆いたいか、脚の線をすっきり見せたいかでコクーンとカーブのどちらにするかを決め、上半身に厚みがあるならトップスを、下半身に重心があるなら足元を軽くまとめます。
藍染市場のコクーンパンツ・カーブパンツ|実寸とコーデでの活かし方
藍染市場のコクーンパンツとカーブパンツは、どちらもフリーサイズで総丈約87cm、価格は7,580円です。一点ずつ手作業で染め上げているため、色の濃淡やムラには一つひとつ違いがあります。
コクーンパンツは、腰からヒップ、太ももにかけてたっぷりとゆとりを持たせ、膝下から裾へ緩やかにすぼまる形です。ウエストは約65〜95cm、股上は約35cm。曲線的な切り替えラインで丸みを出し、後ろに大きなポケットがあります。丸みを見せたいパンツなので、短め丈のトップスかインで上半身をすっきりさせ、後ろのポケットも見せる合わせ方が向いています。
カーブパンツは、腰から太ももにゆとりを持たせ、脚の外側が緩やかな弧を描いてすぼまる形です。ウエストは総ゴムで約60〜100cm、股上は約34cm。裾に木製ボタンが付き、後ろのポケットには縦のタックが入っています。生地が体から少し離れて落ちるので脚の形を拾わず、ブラウスやシャツをタックインしてパンプスやローファーできれいめに、Tシャツとスニーカーで休日にと、合わせる服を選びません。裾のボタンを見せる丈で穿くと、足元にアクセントが出ます。
藍染市場の2本は、どちらも腰から太ももにゆとりのある形です。曲線の切り替えと後ろの大きなポケットのコクーンパンツか、裾の木製ボタンのカーブパンツか、ディテールの違いで選んでください。
どちらもウエストの対応範囲が広いので、まずはご自身のウエストがこの範囲に入るかを確かめてください。股下の表記はありませんが、総丈から股上を引くと、股下は計算上およそ52〜53cm(コクーン87−35、カーブ87−34)です。股上が約34〜35cmと深いぶん股下の数字は短く出るので、丈感は手持ちのパンツと総丈で比べるのが確実です。
→ コクーンパンツを見る / カーブパンツを見る / 藍染パンツの一覧を見る / 合わせるトップスを見る
まとめ|トップスはふくらみの上で止め、足元は裾と靴のあいだで決める
コクーンパンツ・カーブパンツのコーデは、次の2つで整います。1つは、トップスの裾をパンツのいちばんふくらむ高さで終わらせないこと(短め丈はそのまま、標準丈は前だけイン、長い羽織りは前を開ける)。もう1つは、すぼまった裾と靴のあいだに足首を見せるか、靴下やタイツの色でつなぐことです。似合わない、太って見えると感じたら、横の線の位置、上下の丸みの重なり、裾のたまりを順に見直してみてください。骨格タイプは目安にとどめ、体のどこに厚みがあるかで丸みの大きさとトップスの丈を選ぶと、自分に合う組み合わせが見つかります。
よくある質問
コクーンパンツに合うトップスの丈は?
ウエストから腰骨のあたりで終わる短め丈はそのまま、お尻にかかる標準丈は前だけインにすると、ウエストの位置と丸みが両方見えます。お尻が隠れるチュニック丈をそのまま着ると、裾の線がパンツのいちばんふくらむ高さに重なりやすいので、前開きのものなら前を開けて羽織りとして着ます。
コクーンパンツにはどんな靴が合いますか?
裾がすぼまって靴がほぼ丸ごと見えるので、裾と靴のあいだの見せ方で選びます。スニーカー・ローファー・パンプス・サンダルなら足首を少し見せ、秋冬のショートブーツは裾を筒の上端にかけるか、すき間をタイツや靴下の色でつなぐと、脚がひと続きに見えます。
コクーンパンツやカーブパンツが似合わない・太って見えるのはなぜですか?
多いのは、トップス・アウター・バッグの横の線がパンツのふくらみに重なっている、上下とも丸いシルエットになっている、丈が長く裾が足首でたまっている、の3つです。短め丈か前だけインでウエストを見せ、くるぶしのあたりで裾が終わるように穿く位置を整えると、見え方が変わります。
コクーンパンツ・カーブパンツが似合う骨格は?
骨格診断では、ゆとりのある形を着こなしやすいとされる骨格ナチュラルが挙げられることが多い一方、骨格ストレートやウェーブについては「似合う」「似合わない」の両方の説明があり、説が分かれます。ストレートならカーブパンツに多いふくらみの控えめな形やハリのある生地、ウェーブなら短め丈でウエストを高く見せるなど、体のどこに厚みがあるかで合わせ方を決めると迷いにくくなります。
コクーンパンツやカーブパンツは40代・50代にも似合いますか?
年代を問わず穿ける形です。部屋着っぽく見えないように、襟付きのシャツやハリのあるトップスを選ぶ、靴をローファーや甲の見えるパンプスにする、色を2〜3色に絞る、のどれかを足すと落ち着いてまとまります。お腹まわりが気になるときは、全部インより前だけインが向いています。
ぽっちゃり体型でもコクーンパンツは穿けますか?
腰から太ももにゆとりがあり、体のラインを拾いにくい形なので取り入れやすいパンツです。トップスは体に張り付かず大きすぎないものを前だけインにし、Vネックや開いた襟で首元に縦の線をつくると、上下の丸みが重なって見えにくくなります。購入前に、ウエストの対応範囲(藍染市場のコクーンパンツは約65〜95cm)を確かめてください。
コクーンパンツの流行りはいつまでですか?
流行の時期は断定できません。腰まわりにゆとりがあって裾がすぼまる形は、トップスの丈や靴を替えるだけで通勤のきれいめにも休日のカジュアルにも寄せられ、足首の見せ方を季節で変えれば一年を通して穿けます。流行の時期より、手持ちの服と組み合わせやすいかで選ぶと長く使えます。























