バンダナ(藍染市場)
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風呂敷の包み方を図解|真結び・お使い包み・瓶・しずくバッグの手順と、サイズの選び方

風呂敷の包み方は、包む物を布の中央に置き、手前と奥の角をかぶせてから、左右の角を「真結び」で留めるのが基本です。この形(お使い包み)と真結びを覚えれば、平包みや瓶の包み方、しずくバッグまで同じ手の動きで応用できます。この記事では、角の呼び方をA〜Dにそろえた手順図で包み方と結び方を解説し、中幅〜三幅のサイズの目安と、手持ちのバンダナ(約52cm角)や手拭い(約33cm×90cm)で代わりになる包み・ならない包みを表にまとめました。

この記事の要点

  • 包み方の基本は「真結び」と、左右の角を結ぶ「お使い包み」の2つ。箱・瓶・バッグの包み方はこの応用です。
  • 真結びは1回目と2回目で、上に重ねる端の左右を逆にします。上から見て結び目が横向きなら正解、十字になっていれば縦結びです。
  • サイズの目安は、金封や小物に中幅(約45cm)、菓子折りやワイン1本に二幅(約68〜70cm)、一升瓶・瓶2本・バッグに二四幅(約90cm)です。
  • 約52cm角のバンダナは、お弁当包みに使われる約50cmの風呂敷とほぼ同じ大きさ。お弁当や小箱は包めますが、瓶包みや風呂敷バッグは目安のサイズ(約68cm以上)に届きません。
  • 約33cm×90cmの手拭いは正方形でないため、箱を斜めに置くお弁当包みや、瓶を巻いて留める包み方で使います。

風呂敷の包み方一覧|包む物・サイズ・結ぶ回数の早見表

包み方は「何を包むか」と「手元の布の大きさ」で決めると迷いません。代表的な9つの包み方を、向く物・サイズの目安・結ぶ回数で並べました。サイズは包む物の大きさで変わるため、ここでは風呂敷の専門店が各包み方にすすめている大きさを目安として載せています。

包み方 向く物 サイズの目安 結ぶ回数 特徴
お使い包み 菓子折り・お弁当箱 中幅〜二幅(約45〜70cm) 真結び1回 いちばん基本。手土産にも普段にも
平包み 改まった贈答品 二幅(約68〜70cm)〜 結ばない 格が高いとされる包み方
隠し包み 手土産・贈答品 二幅(約68〜70cm)〜 真結び1回 結び目を布で覆って隠す
四つ結び 高さのある箱・重箱 中幅〜二幅 真結び2回 2方向で結ぶので安定する
瓶1本の包み方 ワイン・4合瓶・一升瓶 ワインは二幅、一升瓶は二四幅(約90cm)〜 真結び2回(持ち手を作るなら3回) 持ち手を付けて提げられる
瓶2本の包み方 同じくらいの大きさの瓶2本 二四幅(約90cm)〜 真結び1回 巻いてから起こして立てる
しずくバッグ 買い物・お出かけ 二幅〜三幅 ひとつ結び2回+真結び1回 丸い形の定番の風呂敷バッグ
2つ持ち手のバッグ 急な荷物・買い物 二幅〜二四幅 真結び2回 隣り合う角どうしを結ぶだけ
すいか包み 丸い物・かさばる物 二幅〜二四幅 真結び2回+輪に通す 持ち手が1本にまとまる

「簡単な包み方」を探しているなら、まずはお使い包みを。結ぶのは真結び1回だけで、お弁当包みと同じ形です。

包む前に|角の呼び方(A〜D)と表裏、置き方

手順を読み違えないように、この記事では角を次のように呼びます。風呂敷をひし形に広げ、自分に近い角がA(手前)、向こう側がB(奥)、左がC、右がDです。以下の図も本文も、すべてこの呼び方でそろえています。

ひし形に広げた風呂敷の中央に包む物を置き、手前の角をA、奥をB、左をC、右をDと示した図。右側に表と裏の見本
図1 この記事での角の呼び方。自分側がA、向こう側がB、左がC、右がD

包むときは、基本的に裏を上にして広げます。染めや柄がはっきり出ている面を表とするのが一般的で、裏を上にして包めば、仕上がりの外側に表の柄が出ます。包む物は布の中央、対角線が交わるあたりに置きます。柄に見せたい部分があるなら、最後に一番上に来る角の位置に合わせて置き方を調整します。たとえば平包みは最後に奥の角Bをかぶせるので、主な柄を奥側にしておくと仕上がりの正面に出ます。

真結びのやり方|ほどけにくい結び方と縦結びの見分け方

真結び(まむすび)は、風呂敷の包み方のほとんどで仕上げに使う結び方で、本結びとも呼ばれます。しっかり締まってほどけにくく、ほどきたいときには簡単にほどけるのが特長とされます。反対に、結び目が縦を向く「縦結び」はゆるみやすいため、包む前に手を慣らしておきましょう。

真結びの手順図。1回目は右の端、2回目は左の端を上に重ねて結ぶ。完成した真結びは上から見て結び目が横向きで、縦結びは端が上下に出て十字になる
図2 真結びは、1回目と2回目で上に重ねる端の左右を逆にする。上から見て横向きならOK

真結びの手順

  1. 左右の端を持って上に持ち上げ、右の端を左の端の上に重ねて交差させます。
  2. 上に重ねた端を、もう一方の端の下からくぐらせて引き、1回結びます。
  3. 2回目は1回目と左右を逆にして、左側にある端を右側の端の上に重ねます。1回目で上に重ねた端は、結ぶと左側に移っているので、同じ端がもう一度上になります。
  4. 上に重ねた端を下からくぐらせ、できた輪に通します。
  5. 両端を左右に引いて結び目を締めます。

大事なのは、1回目と2回目で上に重ねる端の左右を逆にすることです。2回とも右側(または左側)にある端を上にすると縦結びになります。左右の言い方は、結ぶ向きや手の動かし方によって変わるため、資料によって説明が違って見えることがあります。迷ったら、下の見分け方で仕上がりを確かめてください。箱を包むときは、最初は軽く結んで形を整え、最後にしっかり締めると形が崩れにくくなります。

真結びと縦結びの見分け方

結び終えたら、上から結び目を見て確かめます。

確かめるところ 真結び(正しい) 縦結び(やり直す)
結び目の向き 横向き。包みの手前の辺と平行 縦向き。手前の辺に対して直角
端の出方 左右に出る 上下に出て、十字の形になる
使い心地 ほどけにくく、ほどくときは簡単 ゆるみやすく、固く締まるとほどきにくい

縦結びになっていたら、2回目の結びだけをほどき、上に重ねる端を逆にして結び直します。

真結びのほどき方

  1. 片方の端を持ち、結び目から外へまっすぐ引いて、その端を一直線にします。
  2. 反対の手で結び目を軽くつまみます。
  3. 一直線にした布に沿って、結び目を端の方向へすべらせるように引くと、するりと抜けます。

ひとつ結び(バッグ作りで使う結び方)

1つの角だけで作る結び目です。角の先を細くしごき、結びたい位置で輪を作って、その輪に先端をくぐらせて引き締めます。結ぶ位置をずらすと、バッグの大きさや持ち手の長さを調整できます。

箱の包み方|お使い包み・平包み・隠し包み・四つ結び

箱を包む4つの方法です。お使い包みを覚えれば、ほかの3つはその変形として覚えられます。

お使い包み(基本の箱の包み方)

お使い包みの4コマ手順図。裏を上にした風呂敷の中央に箱を置き、Aをかぶせて先を箱の下へ、Bをかぶせて余りを下へ折り込み、CとDを箱の中央で真結びする
図3 お使い包み。A→Bの順にかぶせ、CとDを真結びする
  1. 風呂敷の裏を上にしてひし形に広げ、箱を中央に置きます。
  2. 手前の角Aを箱にかぶせ、余った先は箱の下に折り込みます。
  3. 奥の角Bを手前にかぶせ、余った部分は下に折り込みます。
  4. 左右の角CとDを持ち上げ、箱の中央で真結びします。

お弁当包みと同じ形で、菓子折りなど手土産を包むときの基本とされます。一般的な菓子折りなら二幅(約68〜70cm)が目安です。左右の角で結ぶ分の余りが足りないときは、ひと回り大きい風呂敷を選びます。

平包み(結ばない、改まった包み方)

結び目を作らず、角を順にかぶせるだけの包み方です。いちばんシンプルでありながら格が高いとされ、目上の方への贈り物や改まったあいさつの品に向きます。

  1. 裏を上に広げ、箱を中央に置きます。柄を見せたいときは、主な柄が奥(B側)に来る向きにします。
  2. 手前の角Aをかぶせ、先を箱の下に折り込みます。
  3. 左の角C、右の角Dの順にかぶせ、角の重なりを整えます。
  4. 最後に奥の角Bを手前にかぶせ、箱の幅に合わせて先を下へ巻き込みます。

金封(のし袋)を包む場合は、慶事と弔事で左右をたたむ順番を逆にする習わしがあるとされます。慶事は左側から先にたたんで最後に右側を重ね、弔事は右側から先にたたんで最後に左側を重ねます。金封には中幅(約45cm)が目安です。

隠し包み(結び目を見せない包み方)

お使い包みの結び目を、布で覆って隠す包み方です。結び目で柄が隠れてしまうときや、品物が大きく結び目が小さくなってしまうときに向くとされます。

  1. 箱を中央に置き、手前の角Aをかぶせて先を箱の下に折り込みます。
  2. 奥の角Bを手前にかぶせ、余った部分は下に折り込みます。
  3. 左右の角CとDを箱の中央で真結びします(ここまではお使い包みと同じ)。
  4. 結び目の下にある角Bの布(主な柄の部分)をつまんで引き出し、結び目を覆うようにかぶせて整えます。

手順は店によって異なり、先に左右の角CとDを結んでから、手前の角を結び目の下に通し、奥の角を結び目にかぶせる方法も紹介されています。どちらも、残った角で結び目を覆うという考え方は同じです。

四つ結び(高さのある箱や重箱に)

  1. 箱を中央に置き、左右の角CとDを箱の上で真結びします。
  2. 箱の向きを90度回し、残りの角AとBも中央で真結びします。

縦と横の2方向で結ぶため、重箱や四角い箱が安定し、結び目も華やかに見えます。

風呂敷で包んだ贈り物の渡し方

風呂敷は品物を持ち運ぶための包みとされ、対面で渡すときは風呂敷をほどいて品物だけを渡し、ほどいた風呂敷はたたんで持ち帰るのが一般的なマナーとされます。改まった場面ほど、この渡し方が安心です。一方で、手拭いのような布そのものを贈り物にして、ほかの品を包んで渡すカジュアルな贈り方もあります。贈る相手や予算ごとの選び方は藍染のプレゼント・ギフトガイドで紹介しています。

瓶の包み方|1本(持ち手つき)と2本まとめて

瓶1本の包み方(持ち手つき)

瓶1本の包み方の4コマ手順図。瓶を中央に立て、AとBを瓶の口の上で真結びし、CとDを瓶の後ろで交差させて前で真結びし、上に残ったAとBの端で持ち手を作る
図4 瓶1本の包み方。A・Bは口の上、C・Dは正面で真結びする
  1. 風呂敷の裏を上に広げ、中央に瓶を立てます。
  2. 手前の角Aと奥の角Bを持ち上げ、瓶の口の上で真結びします。
  3. 左右の角CとDを瓶の後ろへ回して交差させ、前に戻します。
  4. CとDを瓶の正面で真結びします。
  5. 持ち手が欲しいときは、口の上の真結びを1回分ほどき、AとBをそれぞれねじってから先端どうしを真結びすると、輪の持ち手になります。

ワインボトルや4合瓶なら二幅(約68〜70cm)、一升瓶なら二四幅(約90cm)以上が目安とされます。布が小さいと口の上で結ぶ分や持ち手の長さが足りなくなるので、迷ったら大きいほうを選びます。

瓶2本の包み方

  1. 裏を上に広げ、左右の角CとDを結ぶ対角線に沿って、2本の瓶を底どうしが向かい合うように寝かせます。底と底の間は数cm空けます。
  2. 手前の角Aを瓶にかぶせ、奥の角Bに向かって最後まで巻きます。
  3. CとDを持って2本の瓶を起こし、並べて立てます。
  4. 瓶の口元でCとDを真結びします。

2本を包むには二四幅(約90cm)以上が目安です。太さや高さがそろった瓶のほうが、起こしたときに安定します。

風呂敷バッグの結び方・作り方|しずくバッグ・2つ持ち手のバッグ・すいか包み

風呂敷バッグは縫わずに結ぶだけで作れます。どれも二幅(約68〜70cm)以上、買い物袋として使うなら二四幅(約90cm)以上が扱いやすい大きさです。

しずくバッグ

しずくバッグの4コマ手順図。表を上にした風呂敷のAをBに重ねて三角に折り、CとDの角をひとつ結びし、裏返して結び目を内側に入れ、AとBを真結びして持ち手にする
図5 しずくバッグ。中表で三角に折り、C・Dをひとつ結び→裏返す→A・Bを真結び
  1. 表を上にしてひし形に広げ、手前の角Aを奥の角Bに重ねて三角に折ります。表が内側になります。
  2. 三角の左右の角CとDを、それぞれひとつ結びします。
  3. 表が外側に出るようにひっくり返し、ひとつ結びの結び目を袋の内側に入れます。
  4. 上に残ったAとBの角を真結びすれば、そこが持ち手になります。

左右のひとつ結びを大きく作るほど袋は小さく、小さく作るほど袋は大きくなります。3のひっくり返しを省いてそのままAとBを結べば、結び目が外に見える簡単なバッグになります。

2つ持ち手のバッグ(隣り合う角を結ぶ)

  1. 裏を上にして広げ、中央に荷物を置きます。
  2. AとC、BとDのように隣り合う2つの角を、それぞれ真結びします。
  3. できた2つの結び目をそろえて持ちます。

いちばん手早く作れる風呂敷バッグです。隣り合う角をいったんひと結びしてから先端を真結びする方法もあり、結ぶ位置で持ち手の長さが変わります。

すいか包み

  1. 中央に丸い物を置きます。
  2. 隣り合う2つの角を真結びします。このとき、手が通るくらいの輪ができるように、結び目の下に空間を残します。
  3. 残りの2つの角も同じように真結びして、輪を作ります。
  4. 片方の結び目を、もう一方の輪にくぐらせて引き出すと、持ち手が1本にまとまります。

風呂敷のサイズと選び方|中幅・二幅・二四幅・三幅の目安

風呂敷の大きさは「幅(はば)」という単位で呼ばれます。反物の幅に由来する呼び方とされ、一幅が何cmにあたるかは資料によって説明が異なります。実際の寸法も作り手によって数cmの差があるので、下の表は目安として見てください。

呼び方 一辺の目安 おもな用途
中幅(ちゅうはば) 約45cm 金封(のし袋)、小物
尺三幅 約50cm お弁当包み、小物
二幅(ふたはば) 約68〜70cm 菓子折り、ワインボトル1本
二尺幅(にしゃくはば) 約75cm 菓子折り、贈答品
二四幅(にしはば) 約90cm 一升瓶1本、瓶2本、風呂敷バッグ
三幅(みはば) 約100〜105cm 大きめのバッグ、テーブルクロス
四幅 約130cm 座布団、大きな荷物
中幅約45cm、二幅約68〜70cm、二四幅約90cm、三幅約100〜105cmの風呂敷の正方形と、約52cm角のバンダナ、約33×90cmの手拭いを同じ縮尺で並べた図
図6 風呂敷の主なサイズと、バンダナ・手拭いの大きさを同じ縮尺で比べた図

手持ちの布で足りるかを確かめる方法

いちばん確実なのは、包む前に試すことです。布をひし形に広げて中央に箱を置き、左右の角CとDを箱の上まで持ち上げて合わせてみてください。先端どうしで真結びできるだけの長さが余れば、その大きさでお使い包みができます。足りなければ、ひと回り大きい風呂敷を選びます。

数字で見当をつけるなら、対角線の長さを使います。正方形の対角線は一辺の約1.4倍なので、二幅(約68cm)なら約96cm、二四幅(約90cm)なら約127cmです。お使い包みでは、CとDを結ぶ対角線で「箱の底の幅+上面の幅+高さ×2」と結び目の分(15cm前後)をまかなう、と考えて計算する方法を紹介している専門店があります。たとえば底が20cm四方・高さ5cmの箱なら、20+20+5×2+15=65cmなので、計算上は対角線が約73cmのバンダナ(約52cm角)にも収まります。ただ、もっと余裕を見込んだ目安を示す店もあり、計算はあくまで見当をつけるためのものです。最後は実際に布を合わせて確かめてください。

バンダナ・手拭いで代わりになる包み方

風呂敷が手元にないときは、同じ一枚の布であるバンダナや手拭いで小さな包みを代わりにできます。上のサイズの目安に当てはめると、次のようになります。

包みたい物・包み方 バンダナ(約52cm角) 手拭い(約33cm×90cm)
お弁当箱・小箱(お使い包み、四つ結び) ○ お弁当包みに使われる尺三幅(約50cm)とほぼ同じ大きさ ○ 半分に折って箱を斜めに置き、角をかぶせて真結び
金封(のし袋) ○ 金封向きの中幅(約45cm)より少し大きい - 正方形の布を前提にした包み方
一般的な菓子折り △ 小さめの箱なら。目安は二幅(約68〜70cm) △ 幅(約33cm)が狭いため、包めるのはお弁当箱くらいの小さな箱まで
ワインボトル1本 × 目安は二幅(約68〜70cm)以上 ○ 瓶を巻いて首元で留める包み方がある(瓶が大きいと、留める分が短くなることも)
一升瓶・瓶2本 × 目安は二四幅(約90cm)以上 △ 瓶2本を巻いてまとめる包み方は長さ100cm前後の手拭いでの紹介例があり、約90cmでは瓶の大きさしだい
しずくバッグなどの風呂敷バッグ × 目安は二幅(約68〜70cm)以上 × 正方形の布を前提にした結び方

バンダナ・手拭いで包むときのコツ

バンダナや手拭いの巻き方・使い道全般は別の記事にまとめているので、ここでは「包む」ことに絞って、風呂敷との違いと手順のコツを紹介します。

バンダナ(約52cm角):お弁当と小箱の包みに

バンダナは正方形なので、この記事のA〜Dの手順がそのまま使えます。約52cm角は、お弁当包みに使われる尺三幅(約50cm)とほぼ同じ大きさで、お使い包みや四つ結びでお弁当箱や小さな箱を包めます。対角線は約73cmなので、先ほどの計算(底の幅+上面の幅+高さ×2+結び目の分)が73cmに収まる箱が、ひとつの目安です。

白い花形と丸い絞り模様が入った藍染のバンダナを、木のテーブルに広げた様子
バンダナ(藍染市場)— 花と豆絞柄。広げると約52cm×52cmの正方形です

頭や首、バッグへの巻き方はバンダナの巻き方16選で手順つきで紹介しています。

手拭い(約33cm×90cm):斜めに置いてお弁当、巻いて瓶を包む

手拭いは細長いので、風呂敷と同じひし形の置き方はできません。お弁当箱は、手拭いを半分に折った上に箱を斜めに置き、両側の角を順にかぶせてから、残った左右の端を箱の上で真結びする包み方が、手拭いの専門店などで紹介されています。長さ90cm程度の一般的な手拭いで包める方法です。瓶は、手拭いの上に瓶をのせて巻き、余った布をねじって瓶の首や肩に巻きつけて留めるのが基本の形です。

手拭いでのボトル包みには、長さ100cm前後の手拭いを前提にした解説もあります。約90cmの手拭いでは瓶の大きさによって結ぶ分が短くなるので、一度巻いてみて、余りが残るかを確かめてから結びましょう。

柄違いの藍染の手拭いを折りたたみ、扇形にずらして木の床に並べた様子
手拭い(藍染市場)— 柄違いの手拭い。広げると約33cm×90cmの細長い布です

拭く・巻く・飾るなど、手拭いのほかの使い方は手ぬぐいの使い方15とおしゃれな巻き方9選にまとめています。

包むより「入れる」ほうが早いときは

小物をまとめて持ち歩くだけなら、口を絞るだけの巾着のほうが手早く済みます。包み布と袋物を用途で使い分けると、一枚の布を包む用に空けておけます。

  • バンダナ — 約52cm×52cm。お弁当や小箱のお使い包みに
  • 手拭い — 約33cm×90cm。瓶を巻く、お弁当を斜めに包む
  • 巾着 — 約25cm×30cm。口を絞る木の留め具つき

うまく包めないときの原因と直し方

風呂敷の包み方でつまずきやすい点を、原因と直し方の組み合わせでまとめました。多くは「置く位置」「布の大きさ」「真結びの向き」のどれかで解決します。

困りごと 考えられる原因 直し方
結び目が十字になり、すぐゆるむ 1回目と2回目で同じ側の端を上に重ねた(縦結び) 2回目の結びだけをほどき、上に重ねる端を逆にして結び直す
左右の角が届かず、結べない 箱が中央からずれている/布が小さい 箱を対角線の交わる位置に置き直す。それでも足りなければひと回り大きい布に替える
包んだあと形が崩れる 最初から強く締めて、布の重なりが偏った 最初は軽く結んで形を整え、最後にしっかり締める
結び目で柄が隠れる・結び目が小さく見える 置く向きが合っていない/品物に対して布が小さめ 主な柄が最後にかぶせる角に来るよう置き直すか、結び目を覆う隠し包みにする
瓶の持ち手が作れない 口の上で結んだ後の余りが短い ワインは二幅、一升瓶は二四幅以上の布を使う
瓶2本を起こすと倒れる 底どうしの間隔が合っていない/瓶の大きさが違う 底どうしの間を数cmにして巻き直し、同じくらいの大きさの瓶で包む
しずくバッグが小さすぎる 左右のひとつ結びが大きい ひとつ結びを小さく作り直すと、袋の容量が増える

まとめ|真結びとお使い包みから始める

風呂敷の包み方は、角の呼び方と真結びさえ押さえれば、あとは「どの角を先にかぶせ、どの角どうしを結ぶか」の違いです。箱はお使い包み、改まった贈り物は平包み、瓶は口の上と正面の2か所で結び、バッグは角をひとつ結びしてから持ち手を真結びします。

サイズは、菓子折りやワイン1本なら二幅(約68〜70cm)、一升瓶や風呂敷バッグなら二四幅(約90cm)が目安です。お弁当や小箱なら約52cm角のバンダナで、ワインなどの瓶1本なら約33cm×90cmの手拭いでも包めます。まずは手近な布で真結びを練習し、上から見て結び目が横向きになるか確かめるところから始めてみてください。

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よくある質問

風呂敷の包み方でいちばん簡単なのはどれですか?

お使い包みです。箱を中央に置いて手前と奥の角をかぶせ、左右の角を真結びするだけで、結ぶのは1回です。お弁当包みと同じ形なので、最初に覚える包み方に向いています。

真結びと縦結びはどう見分けますか?

上から結び目を見て、結び目が横向きで端が左右に出ていれば真結びです。結び目が縦向きで、端が上下に出て十字の形になっていれば縦結びです。縦結びはゆるみやすいので、2回目の結びだけをほどき、上に重ねる端を逆にして結び直します。

風呂敷の一般的なサイズは何cmですか?

よく使われる呼び方は、中幅(約45cm)、二幅(約68〜70cm)、二四幅(約90cm)、三幅(約100〜105cm)です。菓子折りやワイン1本には二幅、一升瓶や瓶2本、風呂敷バッグには二四幅が目安とされます。寸法は作り手によって数cmの差があります。

ワインボトルや一升瓶を包むには何cmの風呂敷が必要ですか?

ワインボトルや4合瓶なら二幅(約68〜70cm)、一升瓶なら二四幅(約90cm)以上が目安です。瓶2本をまとめて包む場合も二四幅以上を選びます。布が小さいと口の上で結ぶ分や持ち手が短くなるので、迷ったら大きいほうが安心です。

風呂敷バッグにはどのサイズが向いていますか?

しずくバッグなどの風呂敷バッグは二幅(約68〜70cm)から作れますが、買い物袋として使うなら二四幅(約90cm)以上が扱いやすい大きさです。約52cm角のバンダナは目安の大きさに届かず、バッグとして使える大きさにはなりにくいです。

風呂敷と手ぬぐいの違いは何ですか?

風呂敷はほぼ正方形の布で、対角線を使って物を包み、運ぶために使われます。手ぬぐいは長さ90cm前後の細長い布で、拭く・巻く・飾るなど用途が広いのが特徴です。手ぬぐいでも、お弁当箱を斜めに置いて包んだり、瓶を巻いて包んだりできます。

風呂敷で包んだ贈り物は、包んだまま渡してもよいですか?

対面で渡すときは、風呂敷をほどいて品物だけを渡し、風呂敷はたたんで持ち帰るのが一般的なマナーとされます。改まった場面では、この渡し方が安心です。

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AIZOME ICHIBA

日常を彩る、藍染のある暮らし

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