ズボン(パンツ)の種類は、「形(シルエット)」「丈(レングス)」「ディテール・素材」の3つの軸で分けると、名前と特徴がすっきり整理できます。店頭や通販で見かける「センタープレスのワイドパンツ」「クロップドのタックパンツ」のような長い名前も、この3つの軸の名前を組み合わせたものです。この記事では、形14種・丈8種の一覧表に加えて、ディテールで呼ぶ名前、見た目から名前を探せる逆引き早見表、「わたり」などサイズ表の用語、ズボンとパンツの呼び方の違い、体型・目的別の選び方までまとめます。
この記事の要点
- ズボンの種類は「形」「丈」「ディテール・素材」の3軸で分かれ、1本のズボンは3つの名前を組み合わせて呼ばれます(例:アンクル丈のテーパードパンツ)。
- 形の名前は、太ももから裾への幅の変わり方で決まります。大きくは「まっすぐ系」「裾すぼまり系」「幅広系」「股や裾に特徴がある系」の4つに分かれます。
- 丈の名前は裾が脚のどこで終わるかで決まり、「〇分丈」はくるぶしまで届く股下を十分丈としたときの割合の目安です。
- 「わたり」は股の付け根の高さで測る太もも部分の幅。通販では総丈・股上などの数値を手持ちのズボンと比べると失敗が減ります。
- ズボンとパンツは同じものを指し、使われる場面が違うだけ。スラックスはセンタープレス入りのきれいめなパンツ、ボトムスはスカートも含む総称です。
ズボンの種類は「形・丈・ディテール」の3軸で分かれる
ズボンの名前が覚えにくいのは、違う基準でつけられた名前が同じ売り場に並んでいるからです。「テーパード」は形、「クロップド」は丈、「カーゴ」はポケット(ディテール)、「デニム」は生地の名前です。どの軸の名前かを見分けると、初めて見る商品名でも姿を想像できます。
- 形(シルエット):太もも・膝・裾の幅がどう変わるかで決まる名前。ストレート、スリム、テーパード、ワイド、フレア、コクーンなど。
- 丈(レングス):裾が脚のどの位置で終わるかで決まる名前。フルレングス、アンクル、サブリナ、クロップド、カプリ、ショートなど。
- ディテール・素材:タックや折り目、ポケット、ウエストの仕様、生地で決まる名前。タックパンツ、センタープレス、イージー、カーゴ、デニム、チノなど。
たとえば「センタープレスのワイドパンツ、アンクル丈」なら、形は幅の広いワイド、丈はくるぶし付近で終わる長さ、ディテールは脚の前に折り目が入ったもの、と読み解けます。ガウチョパンツのように「形と丈」をまとめて表す名前もあり、呼び方に厳密な規格はないため、ブランドによって使い方に幅があります。
形(シルエット)で分けるズボンの種類14|名前と特徴の一覧表
形の名前は、太もも・膝・裾の幅の関係で決まります。まず14種を一覧表で見比べ、そのあとグループごとに特徴を確認しましょう。くわしい解説記事がある形は、各項目からリンクしています。
| 名前 | 形の特徴 | 見た目の印象 | 向く人・場面 |
|---|---|---|---|
| ストレート | 太ももから裾まで幅がほぼ一定 | 端正・ベーシック | 形に迷ったときの1本目に |
| スリム | ストレートより全体に細め | すっきり・軽快 | ボリュームのあるトップスと合わせたい人 |
| スキニー | 脚にぴったり沿う細身 | シャープ | 脚のラインを見せたい人 |
| テーパード | 腰まわりにゆとりがあり、裾へ直線的に細くなる | きれいめ・すっきり | 仕事にも休日にも1本で使いたい人 |
| カーブ | 脚の外側が弧を描き、裾へすぼまる | やわらか・今っぽい | 脚の形を拾わせたくない人 |
| コクーン | 腰から太ももが繭のように丸く、裾ですぼまる | ふんわり・端正 | 腰まわりや太ももを包みたい人 |
| バルーン | 裾を絞り、風船のようにふくらむ | 個性的・カジュアル | 形そのものを主役にしたい人 |
| ワイド | 太ももから裾まで幅が広い | ゆったり・存在感 | 楽さと体型カバーを両立したい人 |
| フレア | 膝下から裾へ大きく広がる | 華やか・縦長 | ヒールのある靴で脚を長く見せたい人 |
| ブーツカット | 膝下からゆるやかに広がる(フレアより控えめ) | クラシック・縦長 | ブーツやヒールと合わせる人 |
| ルーズ | 全体に均一なゆとりがあり、ストンと落ちる | リラックス | 家でも外でも楽に穿きたい人 |
| サルエル | 股の位置が低く、腰まわりにたっぷりゆとり | ラフ・個性的 | 動きやすさと遊び心を求める人 |
| ガウチョ | 幅広で、ふくらはぎ前後で終わる短め丈 | 軽やか・涼しげ | 暑い季節にスカート感覚で穿きたい人 |
| スカート見えパンツ(キュロット・スカンツ) | 裾幅が広く、立ち姿がスカートのように見える | やわらか | スカートの見た目で動きやすさもほしい人 |
まっすぐ〜細めの形|ストレート・スリム・スキニー
ストレートは、太ももから裾まで幅がほとんど変わらない、ズボンのいちばん基本の形です。ジーンズやスラックスに多く、流行に左右されにくいため、ほかの形を見比べるときの基準にもなります。
スリムはストレートを全体に細くした形で、脚にぴったりとは沿わないところがスキニーとの違いです。スキニー(skinny=やせた)は脚の形に沿う細身で、伸縮性のある生地で作られることが多く、脚のラインがそのまま出ます。細い形ほど上半身にボリュームを持たせやすく、チュニックやゆったりしたニットとバランスを取りやすくなります。

裾に向かって細くなる形|テーパード・カーブ・コクーン・バルーン
「裾すぼまり」のズボンは名前が特に多く、混同されやすいグループです。見分けの手がかりは、細くなっていく線の描き方と、ふくらみのつくり方にあります。
テーパードは、腰から太ももにゆとりを持たせ、裾へ向かって直線的に細くなる形です(taper=先細り)。性別や年代を問わない定番です。→ テーパードパンツとは?
カーブは、横から見たときに脚の外側のラインが弧を描きながらすぼまる形です。テーパードより輪郭がやわらかく、生地が脚から少し離れて落ちるので、脚の形を拾いにくくなります。→ カーブパンツとは?
コクーンは、繭(cocoon)のように腰から太ももが丸くふくらみ、膝下から裾へすぼまる形です。丸みは曲線的な切り替えなどの裁断で生まれるため、ボリュームがあっても輪郭が整って見えます。→ コクーンパンツとは?
バルーンは、裾をゴムや紐、ギャザーで絞り、風船のようにふくらませた形です。裾まわりにもボリュームが残り、コクーンよりカジュアルな印象です。→ バルーンパンツとは?

裾が広い・全体に太い形|ワイド・フレア・ブーツカット・ルーズ
ワイドは、太ももから裾まで幅が広いズボンの総称で、裾まで同じ太さのものも、裾へ少し広がるものも含みます。太めのものは「バギー」と呼ばれることもあります。体型を拾わず楽に穿けるのが持ち味です。→ ワイドパンツとは?
フレア(flare=広がる)は、膝まではすっきりしていて、膝下から裾に向かって大きく広がる形です。ブーツカットは、ブーツの上からでも穿けるように裾をゆるやかに広げた形で、フレアより広がりが控えめです。どちらも裾の広がりが脚の長さを補ってくれるので、ヒールのある靴と合わせると縦のラインが強調されます。
ルーズは、どこか一か所を広げるのではなく、全体に均一なゆとりを持たせて、生地の落ち感でストンと穿く形です。ワイドとの境目はあいまいですが、「幅の広さ」よりも「ゆるさ」を表す名前だと考えると区別しやすくなります。→ ルーズパンツとは?
股や裾に特徴がある形|サルエル・ガウチョ・スカート見えパンツ
サルエルは、股の位置が低く、腰からお尻にかけてたっぷりとゆとりのある形です。中東などの民族衣装のズボンがもとになったといわれ、脚を大きく動かしても突っ張りにくいのが特徴です。
ガウチョは、幅が広く、ふくらはぎ前後で裾が終わる短めのパンツです。南米の草原で働く牧童(ガウチョ)が穿いていたズボンが名前の由来とされます。形と丈をまとめて表す名前なので、「ワイドクロップド」と呼ばれる商品とよく似た姿になります。
スカート見えパンツは、裾幅がたっぷりあり、立っているとスカートのように見えるパンツです。短めのものは「キュロット」、くるぶし近くまである長いものは「スカンツ」(スカートとパンツを合わせた造語)と呼ばれることもあります。スカートそのものの形の違いはティアードスカートとは?フレアスカートとの違いで紹介しています。
パンツの丈の名前一覧|何分丈か・裾が脚のどこで終わるか
丈の名前は、裾が脚のどの位置で終わるかで決まります。「七分丈」「九分丈」のような「〇分丈」は、くるぶしまで届く股下の長さを十分丈として、その何割の長さかを表す目安です。同じズボンでも身長や股下で裾の位置は変わるため、表は目安として見てください。
| 丈の名前 | 何分丈の目安 | 裾の位置 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| フルレングス | 十分丈 | くるぶしが隠れ、靴の甲にかかることも | 最も標準的な長さ |
| アンクル丈 | 九分丈前後 | くるぶしのあたり。足首が少し見える | 足元が軽く見え、季節を問わず穿きやすい |
| サブリナ丈 | 八〜九分丈 | ふくらはぎの下〜足首の少し上 | 細身の形が多く、上品な印象 |
| クロップド | 六〜九分丈(短い丈の総称) | ふくらはぎ〜足首の手前 | 短めの丈全般の呼び名。ワイドも細身もある |
| カプリ丈・七分丈 | 六〜七分丈 | 膝下〜ふくらはぎの中ほど | ふくらはぎ(calf)丈として「カーフ丈」とも |
| ハーフパンツ | 五分丈前後 | 膝が隠れるあたり | 夏の定番。カジュアルな印象 |
| バミューダ | — | 膝の少し上〜膝丈 | 膝丈前後のやや細身。名前はバミューダ諸島に由来するとされる |
| ショート | — | 膝上 | 膝上丈の総称。短いほどカジュアル |
クロップドは「短い丈の総称」、カプリとサブリナは「決まった丈」
丈の名前でいちばん混同されやすいのが、クロップド・カプリ・サブリナの3つです。クロップド(cropped=切り落とした)は短めの丈をまとめて指す呼び名で、形はワイドでもテーパードでも構いません。一方、カプリはふくらはぎ丈の細身、サブリナはそれより長く足首の少し上で終わる細身、と特定の丈と形を指します。3つの違いと見分け方はカプリパンツとは?サブリナ・クロップドとの違いで、サブリナパンツの定義と由来はサブリナパンツとは?で、今どきに見せる穿き方はサブリナパンツは古い?でそれぞれくわしく解説しています。
ディテール・素材で呼ぶズボンの名前
形や丈とは別に、ウエストの仕様や折り目、ポケット、生地の種類で呼ばれる名前もあります。これらは「タック入りのテーパードパンツ」「センタープレスのワイドパンツ」「イージー仕様のコクーンパンツ」のように、形の名前の前に重ねて使われることが多く、覚えておくと長い商品名も読みやすくなります。店頭でよく見かけるものを、見分けるポイントとあわせてまとめました。
ウエスト・折り目・ポケットで呼ぶ名前
- タックパンツ:ウエストの下にひだ(タック)が入ったパンツ。1本ならワンタック、2本ならツータックと呼び、腰まわりにゆとりが出て座っても窮屈になりにくくなります。
- センタープレスパンツ:脚の前中央にまっすぐな折り目が入ったパンツ。縦のラインが強調され、きちんと見えます。
- イージーパンツ:ウエストがゴムや紐で、ボタンやファスナーがないパンツ。着脱が楽で、生地次第で部屋着にも外出着にもなります。
- ハイウエスト・ローライズ:ウエストの位置(股上の深さ)による呼び方。ハイウエストは脚の始まりが高く見え、ローライズはカジュアル寄りの印象です。
- ジョガーパンツ:裾がリブで絞られたパンツ。ジョギング用のパンツがもとになった、スポーティな形です。
- カーゴパンツ:太ももの横に大きなポケットが付いたパンツ。貨物船(cargo)で働く人の作業着が由来とされます。
- ワークパンツ・ペインターパンツ:厚手で丈夫な生地に、ハンマーループや細長い道具用ポケットが付いた、作業着がルーツのパンツです。
生地で呼ぶ名前
- デニムパンツ(ジーンズ):デニム生地のパンツ。前後に5つのポケットが付く形が定番です。
- チノパンツ:チノクロス(綿の綾織り生地)のパンツ。デニムよりきれいめで、ベージュ系が定番です。
- スウェットパンツ:裏毛などのスウェット生地のパンツ。伸縮性があって楽に穿け、部屋着やスポーツにも使われます。
見た目から名前を探す|ズボンの逆引き早見表
「裾がすぼまったあのパンツ、何て名前?」「ゆったりしたズボンの名前が知りたい」というときは、見た目の特徴から探すのが早道です。気になるズボンを思い浮かべながら、当てはまる行を探してみてください。
| 見た目の特徴 | 考えられる名前 | 見分けのヒント |
|---|---|---|
| 裾に向かって細くなる | テーパード、カーブ、コクーン | 直線的に細くなればテーパード、外側が弧を描けばカーブ、腰から太ももが丸ければコクーン |
| 太いまま裾だけ絞ってある | バルーン、ジョガー、サーカスパンツ | ギャザーなどでふくらませればバルーン、裾がリブならジョガー。極太で裾を絞ったものはサーカスパンツとも |
| 裾が広がっている | フレア、ブーツカット、ワイド、ガウチョ | 膝下から大きく広がればフレア、控えめならブーツカット、短め丈ならガウチョ |
| 全体がゆったりして太い | ワイド、ルーズ、バギー | 幅の広さならワイド、全体のゆるさと落ち感ならルーズ |
| 腰まわりだけにゆとりがある | タックパンツ、テーパード、コクーン | ウエスト下にひだがあればタックパンツ |
| 股の位置が低い | サルエル | 股が膝近くまで下がるものもある |
| 脚にぴったり沿う | スキニー、スリム | 少しゆとりがあればスリム |
| スカートのように見える | キュロット、スカンツ、ガウチョ | 短めならキュロット、長いならスカンツ |
| ふくらはぎで裾が終わる | カプリ、七分丈、カーフ丈、ガウチョ | 細身ならカプリ、幅広ならガウチョ |
| くるぶしが見える | アンクル丈、サブリナ丈、九分丈 | 細身で足首の少し上ならサブリナ丈 |
| 膝のあたりで裾が終わる | ハーフパンツ、バミューダ、キュロット | 膝丈前後のやや細身ならバミューダ |
サイズ表の部位の名前|わたり・股上・股下・裾幅・総丈とは
ズボンのサイズ表には「わたり」「股上」「股下」など、ふだん使わない部位の名前が並びます。わたりとは、股の付け根の高さで測った太もも部分の幅のことで、太ももまわりのゆとりを知る手がかりになります。主な部位と見るポイントは次のとおりです。
- ウエスト:ウエスト部分の周囲。ゴムや紐で調整できるものは「約65〜95cm」のように、対応できる範囲で書かれることが多くあります。
- ヒップ:お尻のいちばん出ている位置の周囲。腰まわりのゆとりの目安です。
- 股上(またがみ):股の縫い目が交わる点からウエストの上端までの長さ。深いほど腰が包まれて安定し、浅いほど腰まわりが軽く見えます。
- 股下(またした):股の縫い目が交わる点から裾までの長さ。「〇分丈」を考えるときの基準になります。
- わたり(わたり幅):股の付け根の高さで測った、太もも部分の幅。平置きした片脚の幅で書かれることが多く、太ももの張りが気になる人はここを優先して見ます。
- 膝幅:膝の高さでの幅。わたり・膝幅・裾幅の差を見ると、テーパードかストレートかがわかります。
- 裾幅:裾口の幅。広いほどワイドやフレア寄り、狭いほど細身やテーパード寄りの形です。
- 総丈:ウエストの上端から裾まで、脚の外側で測った長さ。手持ちのズボンと比べやすく、丈感の確認にいちばん使いやすい数値です。
通販でズボンを選ぶときの比べ方
- 丈感と穿き心地が気に入っている手持ちのズボンを1本選び、平らな場所に置きます。
- ウエストの上端から裾まで、脚の外側に沿って総丈を測ります。
- 股の縫い目が交わる点からウエストの上端まで、股上を測ります。わたりや裾幅が載っている商品なら、同じ位置の幅も測っておきます。
- 商品ページの数値と並べて、長いか短いか、深いか浅いかを確かめます。形が違うと、総丈が同じでも裾の見え方は変わります。
わたりや股下が載っていない商品では、総丈と股上で丈感を、ウエストの対応範囲で穿けるかどうかを判断し、太ももまわりのゆとりや裾の細さは商品写真で確かめます。
「ズボン」「パンツ」「スラックス」「ボトムス」の違い
ズボンとパンツは、どちらも脚を片方ずつ通して穿く服を指し、もの自体に違いはほとんどありません。違うのは言葉の出どころと、よく使われる場面です。似た言葉とあわせて整理しました。
| 呼び方 | 意味・由来 | よく使われる場面 |
|---|---|---|
| ズボン | 二股に分かれ、脚を片方ずつ通して穿く服の総称。フランス語から来たとする説などがあり、語源には諸説あります | 日常会話、学校や作業の服、子ども服 |
| パンツ | 英語のpants(pantaloonsの略)から。英語でも米国では長ズボン、英国では下着を指すことが多い | 店頭や通販、ファッション誌。下着の意味もあるため文脈で区別する |
| スラックス | 英語のslacksから。センタープレスの入った、きれいめなパンツを指すことが多い | 仕事着、改まった場面 |
| トラウザーズ | 主に英国での長ズボンの呼び名。スーツの共布のパンツをこう呼ぶことも | スーツや紳士服の売り場 |
| ボトムス | トップス(上半身の服)に対する、下半身に着る服の総称。スカートやキュロットも含む | 通販のカテゴリー名、コーディネートの説明 |
「ズボン」は古い言い方と思われがちですが、今も日常会話で広く使われていて、間違いではありません。売り場や通販では「パンツ」表記が多いので、商品を探すときは「ワイドパンツ」のように「パンツ」を付けて検索し、スカートも含めるなら「ボトムス」で絞り込むと見つけやすくなります。
体型・目的別|どの種類のズボンを選べばいい?
形と丈を組み合わせて考えると、体型の悩みや着たい場面に合う1本を絞り込みやすくなります。
- 太もも・腰まわりのラインを拾わせたくない:テーパード、カーブ、コクーン、ルーズ。足首を少し見せると、ゆとりのある形でも重く見えにくくなります。
- 脚をまっすぐ長く見せたい:ストレート、フレア、ブーツカット。フルレングスにセンタープレスを選び、ヒールのある靴と合わせると縦のラインが続きます。
- 背が低めで、ズボンに着られる感じがする:スリム、テーパード。アンクル丈で足首を見せ、ハイウエストで脚の始まりを高く見せるとバランスが取りやすくなります。
- ふくらはぎの張りが気になる:ワイド、ルーズ、ストレート。ふくらはぎのいちばん太い位置で裾が終わる丈は避け、足首まで隠すか、足首だけを見せる丈にします。
- 楽さを優先したい:ワイド、ルーズ、コクーン、スカート見えパンツ。ウエストがゴムや紐のイージー仕様を選びます。
- 仕事できちんと見せたい:ストレート、テーパード。センタープレス入りのスラックスを、フルレングスかアンクル丈で。
- 暑い季節に涼しく穿きたい:ワイド、ガウチョ、スカート見えパンツ。七分丈やクロップドで足首まわりを軽くします。
初めての1本を選ぶ3ステップ
- 場面を決める:仕事ならセンタープレスやスラックス、家でも外でも穿くならイージー仕様、と先にディテールを絞ります。
- 形を決める:気になる部分を包みたいのか、見せたい部分を出したいのかで、上の一覧から形を選びます。
- 丈を決める:よく履く靴と季節で丈を選びます。スニーカーやフラットシューズならアンクル〜クロップド、ヒールやブーツならフルレングスが合わせやすくなります。
形ごとの似合う体型やコーディネートは、上で紹介した各形の解説記事でくわしく紹介しています。
藍染市場のパンツ9本を「形・丈・ディテール」で分類すると
名前を実物に当てはめると、3つの軸の違いがつかみやすくなります。藍染市場の藍染パンツ9本を、商品ページに記載の実寸と特徴で整理しました。
| 商品 | 形・丈の名前 | 総丈/股上 | ウエスト | 形の特徴 |
|---|---|---|---|---|
| スリムパンツ | スリム(直線的) | 記載なし | 約65〜95cm(ゴム+紐) | すっきりとした直線的なシルエット |
| カーブパンツ | カーブ | 約87cm/約34cm | 総ゴム 約60〜100cm | 裾へ曲線的にすぼまる。裾に木製ボタン |
| コクーンパンツ | コクーン | 約87cm/約35cm | 約65〜95cm | 曲線的な切り替えで丸みをつくる。後ろに大きなポケット |
| ワイドパンツ(ギャザー裾) | ワイド(裾をギャザーで絞るため、形はバルーンに近い) | 約93cm/約34cm | 約65〜95cm | 足元を包むギャザー裾と木製ボタン |
| ワイドパンツ(水玉・無地・桜吹雪) | ワイド | 約87cm/約35cm | ゴム 約60〜100cm | 広がりすぎないワイド。水玉・無地・桜吹雪の3タイプ |
| ルーズパンツ | ルーズ | 記載なし | ゴム 約60〜100cm(ゴム+紐) | 脚に沿わない形。大きめのパッチポケット |
| 和風七分パンツ | ワイド+七分丈 | 約83cm/約34cm | 約65〜95cm | ゆったりしたワイドシルエット。裾にスリット |
| サブリナパンツ | サブリナ(丈の名前) | 約83cm/約34cm | 約65〜95cm(ゴム+紐) | ポケット口と裾の柄飾り。裾にスリット |
| スカート風パンツ-ガーゼ- | スカート見え | 約88cm/約33cm | 約65〜95cm(総ゴム) | ガーゼを2枚重ねたスカート風の形 |
表を見ると、3つの軸が別々に働いていることがわかります。カーブパンツ、コクーンパンツ、ワイドパンツ(水玉・無地・桜吹雪)はどれも総丈約87cmですが、形の名前はそれぞれ違います。同じ長さでも形によって裾の見え方は変わり、丈の名前もあくまで目安なので、裾の位置は総丈の数値を手持ちのズボンと比べて確かめるのが確実です。ディテールで見ると、ウエストをゴムや紐で調整できるイージー仕様のものが多くなっています。
ガーゼ生地の着心地はガーゼ服の着心地と魅力で紹介しています。形の違う4本を並べると、次のとおりです。
- スリムパンツ — 直線的なシルエット。ウエストはゴムと紐で調整
- カーブパンツ — 裾へ曲線的にすぼまる形。総丈約87cm
- ワイドパンツ — 広がりすぎないワイド。水玉・無地・桜吹雪の3タイプ
- スカート風パンツ-ガーゼ- — ガーゼ2枚重ねのスカート風パンツ
まとめ|ズボンの名前は「形+丈+ディテール」で読み解く
ズボン(パンツ)の種類は、形・丈・ディテール(素材)の3つの軸で整理できます。形は太ももから裾への幅の変わり方で「まっすぐ系」「裾すぼまり系」「幅広系」「股や裾に特徴がある系」に分かれ、丈は裾が脚のどこで終わるかで、フルレングスからショートまで名前が変わります。
名前がわからないズボンは逆引き早見表で探せます。通販で選ぶときは、名前だけでなく総丈・股上・わたりの数値を手持ちのズボンと比べると、思い描いたとおりの1本を選びやすくなります。
よくある質問
ズボンの種類にはどんなものがありますか?
形(シルエット)・丈・ディテール(素材)の3つの軸で分けると整理しやすくなります。形ではストレート、テーパード、ワイド、フレア、コクーンなど、丈ではフルレングス、アンクル、クロップド、カプリ、ショートなど、ディテールや素材ではセンタープレス、イージー、カーゴ、デニム、チノなどがあります。1本のズボンは、この3つの名前を組み合わせて呼ばれます。
ズボンの「わたり」とは何ですか?
股の付け根の高さで測った、太もも部分の幅のことです。太ももまわりのゆとりを知る目安になり、サイズ表では平置きした片脚の幅で書かれることが多くあります。太ももの張りが気になる人は、ウエストや総丈とあわせて確認すると安心です。
裾がすぼまったパンツは何という名前ですか?
裾へ直線的に細くなるものはテーパード、脚の外側が弧を描いてすぼまるものはカーブ、腰から太ももが繭のように丸いものはコクーンと呼ばれます。太いまま裾をゴムやギャザーで絞ってふくらませたものはバルーン、裾がリブになっているものはジョガーパンツです。
ゆったりしたズボンは何と呼びますか?
幅の広さが目立つものはワイドパンツ、全体に均一なゆとりがあって落ち感でストンと穿くものはルーズパンツと呼ばれます。股の位置が低く腰まわりにゆとりがあるものはサルエルパンツ、腰から太ももが丸くふくらむものはコクーンパンツです。
ふくらはぎ丈のパンツの名前は?
膝下からふくらはぎの中ほどで裾が終わるパンツは、カプリパンツや七分丈パンツ、カーフ丈(calf=ふくらはぎ)と呼ばれます。細身ならカプリ、幅が広いものはガウチョパンツと呼ばれることが多く、短めの丈をまとめて指す場合はクロップドパンツです。
七分丈・八分丈・九分丈はどう違いますか?
「〇分丈」は、くるぶしまで届く股下の長さを十分丈としたときの割合の目安です。七分丈は膝下からふくらはぎの中ほど、八分丈はふくらはぎの下あたり、九分丈はくるぶしのあたりで裾が終わります。身長によって見え方が変わるため、通販では総丈の数値を手持ちのズボンと比べるのが確実です。
ズボンとパンツ、スラックスの違いは何ですか?
ズボンとパンツは同じものを指し、日常会話ではズボン、売り場や通販ではパンツと呼ばれることが多いという違いです。スラックスはセンタープレスの入ったきれいめなパンツを指すことが多く、仕事や改まった場面向きです。スカートも含めた下半身の服全体はボトムスと呼びます。























