ベストのコーデは、ベストの着丈でボトムスを決め、インナーの首元と袖の長さで季節に合わせるとまとまりやすくなります。着丈50cm前後のショート丈ならワイドパンツや長めのスカート、60cm前後の標準丈ならテーパードやストレートのパンツ、80cm前後のロング丈なら細身のパンツや、裾が十分にのぞく長さのスカートが合わせやすい組み合わせです。この記事では、藍染市場のベストの実寸を使って「裾が体のどこに来るか」を計算し、丈×ボトムスの早見表、インナーの選び方、秋と冬の重ね方、ロングベストの合わせ方、レディース・メンズ別のコツまでを順に紹介します。ジレとベストの呼び方の違いはジレとは?ベストとの違いで、重ね着全般の基本はレイヤードとは?重ね着コーデの基本で解説しています。
この記事の要点
- ベストのコーデは着丈で決まる。「着丈 − 自分の首の付け根からウエストまでの長さ」で、ベストがボトムスに何cmかぶるかを買う前に計算できる
- ショート丈(50cm前後)はワイドパンツや長いスカート、標準丈(60cm前後)はテーパードやストレート、ロング丈(80cm前後)は細身のパンツと合わせやすい
- インナーはベストと首元の形を変える。Vネックのベストにはシャツ襟やタートルネック、立ち襟のベストには襟のない丸首が収まりやすい
- 秋はインナーの袖の長さ、冬はコートとの丈の差で調整する。目安として、コートがベストより10cm以上長ければ裾は隠れ、差が数cmだと裾がちらついて見えやすい
- メンズは「サイズ」「インナーの裾」「柄の数」の3点を整えると、ダサく見えにくい
ベストのコーデは「着丈」から決める|裾の位置で分かる3つの丈
同じベストでも、裾がウエストのすぐ下で止まるか、腰を覆うか、太ももまで届くかで、合うボトムスががらりと変わります。商品ページの「着丈」は、後ろ襟ぐりの中心(首の後ろの付け根)から裾までを測るのが一般的で、店によっては肩のいちばん高いところ(首の横の付け根)から測ります。どちらも首の付け根が起点なので、そこから自分の首の付け根からウエストまでの長さを引けば、ベストがボトムスに何cmかぶるかを、買う前に計算できます。
ボトムスにかぶる長さ = ベストの着丈 − 自分の首の付け根からウエストまでの長さ
首の付け根からウエストまでの長さは、首を前に倒したときに出っ張る首の後ろの骨のあたりから、ウエストのいちばん細いところまでを、メジャーを背中に沿わせて測ります(採寸でいう「背丈」です)。ボトムスの股上(ウエストから股の付け根まで)は、藍染市場のパンツで約33〜35cmです。「かぶる長さ」がこれより短ければ裾は腰まわりで止まり、長ければ太ももまで届く、と考えると見当がつけやすくなります。下の図は、首の付け根からウエストまでを40cmとして計算した例です。

| 丈の区分 | 着丈の目安 | ボトムスにかぶる長さ(首の付け根〜ウエスト40cmの例) | 裾が来る位置 | 藍染市場のベスト(着丈) |
|---|---|---|---|---|
| ショート丈 | 50cm前後まで | 約7〜9cm | ウエストのすぐ下。ボトムスのウエストまわりが隠れる程度 | レディースベスト(約47cm)、フレンチベスト(約49cm) |
| 標準丈 | 55〜65cm前後 | 約15〜23cm | 腰からヒップにかかり、股上の途中で止まる | ノースリーブ和風ベスト(立ち襟)(約55cm)、ノースリーブ和風ベスト(大きなポケット)(約60cm)、メンズベスト(約61cm)、フレンチベスト(ラウンドネック)(約63cm) |
| ロング丈 | 75cm以上 | 約39〜46cm | 股上を越えて太ももまで届く | ワイドネックロングベスト(約79cm)、丸ポケベスト(約80cm)、ノースリーブパッチベスト(約86cm) |
※着丈・股上は各商品ページに記載のおおよその寸法です。かぶる長さは計算値で、ボトムスをはく位置(ハイウエストか、腰で浅めにはくか)や、着丈の測り始めの位置によって数cm変わります。
この計算で分かるのは、首の付け根からウエストまでが短い人ほど、同じベストでも裾が下に来て長めに見えるということです。たとえば首の付け根からウエストまでが36cmの人なら、着丈約49cmのフレンチベストはボトムスに約13cmかぶり、ショート丈と標準丈の中間くらいの見え方になります。サイズ表の数字を自分の体に置き換えてから、合わせるボトムスを考えましょう。
ベスト丈×ボトムスの早見表|ワイドパンツ・テーパード・スカート
丈の区分ごとに、合わせやすいボトムスを一覧にしました。◎はそのまま合わせやすい組み合わせ、○はひと工夫でまとまる組み合わせ、△はバランスをとりにくい組み合わせです。体型や生地、好みによっても変わるので、目安としてご覧ください。
| ボトムス | ショート丈(〜50cm前後) | 標準丈(55〜65cm前後) | ロング丈(75cm以上) |
|---|---|---|---|
| ワイドパンツ | ◎ ウエストの位置が見え、脚が長く見えやすい | ○ インナーの前だけをパンツに入れ、ベストの前を開けて縦の線をつくる | ○ ベストとパンツを同じ系統の色にし、前を開けて着る |
| テーパード・カーブ・コクーン | ○ 丸みのあるパンツは、短いトップスで足首を見せると軽く見える | ◎ 腰まわりはベストが覆い、裾に向かって細くなるのでメリハリが出る | ◎ 長いベストの下から、細くなる裾がのぞいてすっきり見える |
| スリム・細身のパンツ | △ インナーを出すと裾だけが目立ちやすい。パンツに入れて着ればまとまる | ◎ 腰まわりを覆い、脚をすっきり見せる基本の組み合わせ | ◎ 上に長さ、下に細さで、縦長のシルエットになる |
| ストレート・デニム | ○ インナーをパンツに入れ、ベルトまわりを見せる | ◎ 休日のカジュアルに使いやすい | ○ 裾同士が近すぎないよう、パンツの丈を確かめる |
| フレア・ティアードなど長いスカート | ◎ ウエストの位置が高く見え、スカートの広がりが生きる | ○ ベストの裾とスカートの広がりが重なるので、ベストの前を開ける | ○ スカートがベストの裾から20cm以上のぞく長さを選ぶ |
| ワンピースの上から | ◎ ウエスト切り替えの位置を隠さず、上半身に色の面を足せる | ○ 切り替え位置とベストの裾が重ならないか確かめる | ◎ 前を開けて羽織ると、ワンピースの縦の線がさらに長くなる |
ショート丈は「ウエストの位置が見える」ボトムスと
ショート丈のベストは、ボトムスのウエストまわりしか覆わないので、脚の始まりの位置がはっきり見えます。そのぶん、下にボリュームのあるワイドパンツや、裾に広がりのあるスカートを合わせても重く見えません。藍染市場のワイドパンツ(総丈約93cm)のように裾にギャザーのあるものや、丸みのあるコクーンパンツとも好相性で、コクーンパンツの商品説明でも、身頃が短めのトップスで足首を少し見せる合わせ方が紹介されています。インナーが長い場合は、パンツに入れるか、前だけ入れるかを決めておくと、ベストの裾の下が間延びしません。
標準丈は下を細めにするとバランスがとりやすい
標準丈のベストは、裾が腰からヒップにかかります。下に広がるボトムスを合わせると、ベストの裾とボトムスの広がりが同じあたりに重なり、横幅が目立ちやすくなります。すっきり見せたいなら、スリムパンツのような直線的なパンツや、裾に向かって細くなるテーパードを。ワイドパンツと合わせたいときは、ベストの前を開けて左右の前端を縦の線にすると、腰まわりの横の線が目立たなくなります。テーパードパンツそのものの選び方はテーパードパンツとはで紹介しています。
ロング丈は「裾の先に何cm見えるか」で選ぶ
ロング丈のベストは、ボトムスの上半分近くを覆います。このとき大切なのは、ベストの裾からボトムスが何cm見えるかです。これも足し算と引き算で見積もれます。
ベストの裾から見えるボトムスの長さ =(首の付け根からウエストまで + ボトムスの総丈)− ベストの着丈
首の付け根からウエストまでが40cmの人が、着丈約86cmのノースリーブパッチベストに総丈75cmのフレアスカート-絞り-を合わせると、スカートは計算上約29cmのぞきます。着丈約80cmの丸ポケベストなら約35cmです。ベストとスカートの裾の位置が10cmほどしか離れていないと、どちらが長いのか分かりにくく中途半端に見えやすいので、20cm以上はっきりずらすのが目安です。
- ワイドパンツ — 総丈約93cm。裾のギャザーと木製ボタンが特徴で、ショート丈のベストと合わせやすい
- コクーンパンツ — 総丈約87cm。丸みのあるシルエットで、身頃の短いトップスと相性がよい
- スリムパンツ — 直線的なシルエットで、標準丈〜ロング丈のベストの下をすっきりまとめる
- フレアスカート-絞り- — 総丈75cm。ロング丈のベストの下からも裾の広がりが見える長さ
ベストに合わせるインナー|首元の形・袖の長さ・色の3つで選ぶ
ベストの外に見えるインナーは、首元・袖・裾の3か所だけです。なかでも目に入りやすいのが首元で、ベストとインナーの襟の形を変えると、重ねた2枚の境目がきれいに見えます。藍染市場のベストの首元の形と、合わせやすいインナーをまとめました。
| ベストの首元 | 藍染市場の例 | 合わせやすいインナー | 気をつけたいこと |
|---|---|---|---|
| Vネック | メンズベスト、丸ポケベスト(Vネック側) | 襟付きのシャツ、タートルネック、丸首のTシャツ | Vネックのインナーを合わせると、V字の線が二重になってぼやけやすい |
| 丸首・ラウンドネック | フレンチベスト(ラウンドネック)、丸ポケベスト(丸首側) | 襟を外に出したシャツ、立ち襟のブラウス、ハイネック | 同じような丸首のインナーだと、首元の線が重なって単調になりやすい |
| 立ち襟 | ノースリーブ和風ベスト(立ち襟) | 襟のない丸首のカットソーや、薄手の長袖 | タートルネックや襟付きシャツと重ねると、首元が詰まって見えやすい |
| 首まわりに幅のある襟 | ワイドネックロングベスト | 首元のすっきりした丸首や、薄手のハイネック | 襟そのものに存在感があるので、インナーの首元は控えめに |
袖の長さは「ベストの肩の形」と差をつける
ベストには、腕がすっかり出るノースリーブのものと、肩を少し覆う短い袖のようなものがあります。藍染市場のフレンチベスト(2型)は袖丈約11〜13cmで、肩先を包む形です。こうしたベストに半袖のインナーを合わせると、ベストの袖とインナーの袖口が近い位置に並んで段が細かくなりがちです。袖の長さは、ノースリーブや七分袖、長袖のようにベストの袖とはっきり差をつけると、腕まわりがすっきりまとまります。
色は「ベストと明暗を変える」が基本
藍のような深い色のベストには、白・生成り・明るいグレーのインナーを合わせると、首元や袖口の境目がくっきりして顔まわりも明るく見えます。全身を同じ系統の色でまとめたいときは、インナーをベストより明るい藍や水色にして濃淡をつけます。色の差・素材の差のつけ方など、重ね着全般の基本ルールはレイヤードとは?重ね着コーデの基本で詳しく解説しています。
秋のベストコーデ|初秋・秋本番・晩秋でインナーを替える
ベストの出番がいちばん増えるのが秋です。同じベストでも、中に着るものを替えるだけで、残暑の残るころから冬の手前まで長く着られます。季節の進み方は地域や年によって違うので、時期は目安としてご覧ください。
- 初秋(残暑の残るころ):半袖のTシャツやブラウスに、薄手の布帛のベストを重ねます。ボトムスや靴は夏のままでも、深い色のベストを足すだけで秋らしい印象になります。
- 秋本番:インナーを長袖のシャツや七分袖のプルオーバーに替えます。藍染市場のタートルネックプルオーバー(ガーゼ)は七分から八分ほどの袖丈のタートルネックなので、Vネックのベストの下に着ると首元に高さが出ます。
- 晩秋:薄手のタートルネックやハイネックにベストを重ね、その上に軽いジャケットを羽織ります。ベストが「中間の一枚」になり、ジャケットを脱いだときにも着こなしが成立します。
秋らしさは、ボトムスや靴、バッグにブラウンやベージュのような土の色を入れると出しやすくなります。藍のベストは、こうした色とも白・グレーとも合わせやすい色です。気温ごとの重ね方の目安はレイヤードとは?の秋冬の節に、首元の詰まったインナーの選び方はタートルネックとはにまとめています。
冬のベストコーデ|コートの中に着るなら丈の差を確かめる
冬のベストは、コートやジャケットの中に着る場面が増えます。袖がないので腕まわりが何重にもならず、胴まわりだけを暖かく保てるのが利点です。気をつけたいのは、ベストの裾とアウターの裾の位置関係です。藍染市場の商品の着丈で、組み合わせごとの差を計算しました。
| 組み合わせ(ベスト × アウター) | 着丈(ベスト/アウター) | 丈の差(計算値) | 見え方と着方 |
|---|---|---|---|
| フレンチベスト × パーカー付きジャケット -藍- | 約49cm/約70cm | アウターが約21cm長い | ベストはすっかり隠れる。前を開けると、ジャケットの間からベストがのぞく |
| メンズベスト × ボトルネックジャケット(メンズ) | 約61cm/約84cm | アウターが約23cm長い | 裾の心配がなく、前を閉じても開けても着られる |
| ノースリーブ和風ベスト × レディースジャケット | 約60cm/約73cm | アウターが約13cm長い | 裾はジャケットの内側に収まる。前を開けても閉じても着られる |
| ワイドネックロングベスト × リバーシブルコート | 約79cm/約80cm | ほぼ同じ(約1cm) | 裾がそろうため、歩くとベストの裾がちらつくことがある。前を開けて着ると気になりにくい |
| ノースリーブパッチベスト × ボトルネックジャケット(レディース) | 約86cm/約76cm | ベストが約10cm長い | ジャケットの裾からベストがのぞく。見せる前提で、ジャケットの前を開けてベストの縦の線を生かす |
※着丈は各商品ページに記載のおおよその寸法で、差は引き算した計算値です。着丈の測り始めの位置や襟の形によって、実際の見え方は数cm前後します。
目安としては、アウターがベストより10cm以上長ければ裾は隠れ、差が数cmしかないと裾がちらついて見えやすく、ベストのほうが10cm以上長ければ「見せる重ね着」になります。見せる場合は、ベストとアウターの色を同じ系統にそろえるか、アウターの前を開けてベストの縦の線を生かすとまとまります。アウターの裾からベストがわずかにのぞく状態は正面の鏡では気づきにくいので、出かける前に横や後ろからも確かめましょう。
インナーは、厚手のニットより薄手のタートルネックやハイネックにすると、ベストとアウターを重ねても胴まわりがふくらみにくくなります。室内でコートを脱いだときに単調に見えないのも、ベストを1枚はさむ利点です。表と裏を替えて着られるコートの選び方はリバーシブルコートとはで紹介しています。
ロングベスト(ロングジレ)のコーデ|縦の線を途切れさせない
着丈75cmを超えるロングベストは、肩から太ももまで一続きの縦の線をつくるのが持ち味です。合わせ方のポイントは、この縦の線をどこで途切れさせないかにあります。
- 前を開けて着る:前開きのロングベストは、前を開けると左右の前端が2本の縦の線になり、腰まわりの横幅が目立たなくなります。
- ボトムスと靴の色をそろえる:ベストの裾から下が同じ色で続くと、脚がひと続きに見えます。藍のロングベストなら、藍や紺のパンツに同系色の靴、または白のパンツに白いスニーカーのように、裾から下を一色にまとめます。
- ボトムスは裾の位置をはっきりずらす:先ほどの計算のとおり、ロングベストの裾とボトムスの裾を20cm以上(目安)離すと、二つのシルエットとしてまとまりやすくなります。

写真のワイドネックロングベストは前が開かない代わりに、脇のボタンを外すと大きく開く作りで、エプロンのように手持ちの服の上から重ねられます。腰まわりが窮屈になりにくいので、ワンピースやゆったりしたプルオーバーの上にも重ねやすい一着です。前後どちらでも着られる丸ポケベスト(着丈約80cm)は、Vネックと丸首を気分で替えられ、大きな円形のポケットが正面か背中のアクセントになります。
背の高さでロングベストの見え方は変わる
同じ着丈でも、首の付け根からウエストまでが短い人ほど裾は下に来ます。小柄な方がロング丈を選ぶときは、ボトムスが裾から何cm見えるかを計算し、ベストの下からのぞく部分が短くなりすぎないかを確かめましょう。足首を見せる丈のパンツや、甲の見える靴を合わせると、足元に軽さが出ます。背が高い方は、着丈80cm台のロング丈でも間延びせず、縦の線をそのまま生かせます。
レディースのベストコーデ|きれいめ・休日・40代50代の合わせ方
レディースのベストは、ジャケットほど堅くならずに装いを整えてくれる、便利な「足し算の一枚」です。場面ごとの組み合わせを紹介します。
- きれいめ:白いシャツにショート丈のベスト、ワイドパンツや長いスカート。靴はローファーやパンプスにすると、仕事の日や食事の席にもなじみます。
- 休日のカジュアル:Tシャツに標準丈のベスト、テーパードパンツやデニム、スニーカー。ベストのポケットに小物を入れられると、身軽に出かけられます。
- ワンピースに重ねる:ショート丈のベストで上半身に色の面を足すか、ロング丈を前開きで羽織って縦の線を長くします。

写真は、標準丈のノースリーブ和風ベストを前を留めて着た例です。裾がパンツの腰まわりにかかり、表の「標準丈」の見え方どおり、ヒップのあたりまでを覆っています。身幅約65cmとゆとりがあるので、Tシャツやブラウスの上からさっと羽織れます。
40代・50代は「ジャケット代わり」に使う
学校行事や食事会など、きちんと見せたいけれどジャケットは堅い、という場面にベストは重宝します。シャツやブラウスにベストを重ねるだけで、上半身に形が生まれ、きちんとした印象になります。柄のあるベストなら、インナーとボトムスは無地にして柄を1点に絞ると落ち着いてまとまります。二の腕が気になるなら肩を少し覆う袖のあるフレンチベスト、お腹まわりが気になるならロング丈を前開きで、というように、隠したい場所からベストの形を選ぶ方法はレイヤードとは?の40代・50代の節で詳しく紹介しています。ワンピースに重ねる場合の体型カバーは50代の秋冬ワンピースもあわせてどうぞ。
- フレンチベスト — 着丈約49cmのショート丈。肩を少し覆う袖で、ワイドパンツや長いスカートに
- ノースリーブ和風ベスト — 着丈約60cm・身幅約65cm。前開きで左右に大きなポケット
- ワイドネックロングベスト — 着丈約79cm。脇のボタンを外すと大きく開き、服の上から重ねやすい
- 丸ポケベスト — 着丈約80cm。前後どちらでも着られ、Vネックと丸首を選べる
メンズのベストコーデ|ダサく見える原因と直し方
メンズのベストが「ダサい」「浮いている」と感じられるときは、原因がいくつかに絞られます。当てはまるものがないか確かめてみてください。
- サイズが合っていない:身幅がきつくて前が引っ張られる、または大きすぎて肩が落ちると、だらしなく見えます。商品ページの身幅を2倍した数字が服の胸まわりの目安です。藍染市場のメンズベストは身幅約56cm(胸まわり約112cm)で、背面のストラップでシルエットを調整できます。
- インナーの裾が長く出すぎている:ベストの下からシャツの裾が大きく出ると、重心が下がって見えます。シャツはパンツに入れるか、ベストの裾から少しのぞく程度の丈のものにします。インナーとの丈の差の計算はレイヤードとは?で、メンズベストとシャツ・Tシャツの例を使って解説しています。
- 柄と色が多すぎる:ベストに柄があるなら、シャツやTシャツは無地に。全身の色は紺・藍・グレー・白などから2〜3色に抑えます。
- ボトムスの太さと合っていない:標準丈のベストに太すぎるパンツを合わせると、上下とも幅のある寸胴な形になりがちです。テーパードやストレートのパンツで、下をすっきりまとめます。

場面別の組み合わせは、休日なら無地のTシャツにベスト、デニムやチノパンにスニーカー。きれいめに寄せるなら、襟付きのシャツにベスト、細身のパンツに革靴です。立ち襟のシャツに重ねると、首元がすっきりして和の雰囲気も出ます。立ち襟シャツの選び方はスタンドカラーシャツとは、藍染のメンズアイテム全体は藍染の服 メンズ特集で紹介しています。秋冬は、シャツ × ベストの上にジャケットを羽織る3枚重ねにすると、ジャケットを脱いでも着こなしが崩れません。
腕を出すことに慣れていない方にとっても、ベストは袖のない服の入り口になります。段階的な取り入れ方はノースリーブはメンズでもあり?をご覧ください。
春・夏のベストコーデ|半袖やノースリーブに重ねるとき
ベストは秋冬だけのものではありません。春はシャツやブラウスに重ねて、朝晩の気温差の調整役に。夏は半袖のTシャツやノースリーブに薄手のベストを1枚足すと、冷房の効いた室内での冷え対策と、着こなしの奥行きを両立できます。
夏に着るときは、ベストの袖ぐりの深さに注意します。袖ぐりが深いベストをノースリーブの上に重ねると、脇からインナーや肌が大きく見えることがあるので、インナーは袖のあるものか、襟付きのタンクトップのように肩まわりがコンパクトなものが向いています。襟付きタンクトップの合わせ方は襟付きタンクトップとは、薄手で軽いガーゼ素材の特徴はガーゼ服の着心地と魅力にまとめています。
まとめ|ベストのコーデは「丈・首元・季節」の順に決める
ベストのコーデは、まず着丈を見て、裾が体のどこに来るかを確かめるところから始まります。「着丈 − 首の付け根からウエストまでの長さ」でボトムスにかぶる長さが分かり、ショート丈ならワイドパンツや長いスカート、標準丈ならテーパードや細身のパンツ、ロング丈なら裾が20cm以上(目安)のぞくボトムスが合わせやすい組み合わせです。インナーはベストと首元の形を変え、秋は袖の長さ、冬はコートとの丈の差で調整します。
藍のような深い色のベストは、白にも生成りにもグレーにも、秋の土の色にもなじむので、手持ちの服に重ねる最初の一枚として取り入れやすいアイテムです。呼び方の違いが気になる方はジレとは?ベストとの違いもあわせてご覧ください。
よくある質問
ベストの下(インナー)には何を着ればいいですか?
ベストと首元の形が違うものを選ぶと、重ねた境目がきれいに見えます。Vネックのベストには襟付きのシャツやタートルネック、丸首のベストには襟を外に出したシャツ、立ち襟のベストには襟のない丸首のカットソーが合わせやすい組み合わせです。色はベストと明暗を変え、藍のような深い色のベストなら白・生成り・グレーが使いやすいでしょう。
ベストの前は開けて着るのと閉めて着るのと、どちらがいいですか?
前を開けると左右の前端が縦の線になり、すっきり見えやすくなります。ロング丈や、裾が腰まわりにかかる標準丈は、開けて着ると横幅が目立ちにくくなります。ショート丈や、きちんと見せたい場面では、前を留めて上半身をコンパクトにまとめる着方も合います。
ベストをコートの中に着るとき、丈はどう選べばいいですか?
目安として、アウターの着丈がベストより10cm以上長ければ、ベストの裾はアウターの中に隠れます。差が数cmしかないと、歩いたときに裾がちらついて見えやすくなります。ベストのほうが長い場合は、アウターの前を開けてベストの縦の線を見せる「見せる重ね着」にするとまとまります。
夏にベストを着ると暑苦しく見えませんか?
薄手で風を通しやすい生地のベストを選び、インナーを半袖やノースリーブにすれば、軽やかに着られます。冷房の効いた室内での冷え対策にもなります。袖ぐりが深いベストは脇からインナーや肌が見えやすいので、肩まわりのコンパクトなインナーを合わせると安心です。
メンズのベストコーデがダサく見えるのはなぜですか?
多くは、サイズが合っていない、インナーの裾が長く出すぎている、柄や色を重ねすぎている、のいずれかが原因です。身幅が体に合ったものを選び、シャツはパンツに入れるか少しのぞく程度の丈に、柄のあるベストには無地のインナーを合わせ、全身を2〜3色に抑えると落ち着いた印象にまとまります。
50代のベストコーデで気をつけることは?
ジャケット代わりに使うと、きちんとした印象と着やすさを両立できます。柄は1点に絞り、色数は2〜3色に抑え、藍のような深い色のベストなら白やグレーのインナーで首元を明るくすると落ち着いた印象になります。二の腕が気になるなら肩を少し覆う袖のあるベスト、お腹まわりが気になるならロング丈を前開きで羽織るなど、隠したい場所から形を選ぶのがおすすめです。
ベストとジレでコーデの考え方は違いますか?
ジレとベストは同じ袖なしの胴着を指す呼び名なので、合わせ方の基本は同じです。日本では丈が長めで前を開けて羽織るものをジレと呼ぶ傾向があるため、ジレとして売られているものはロング丈の合わせ方、ベストとして売られているものはショート丈〜標準丈の合わせ方が参考になります。






























