ギャザーワンピース(藍染市場)
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ワンピースの種類と名前一覧|形8種・ウエスト位置・丈・襟・袖の見分け方を図解

ワンピースの種類は、形(シルエット)・ウエストの位置・丈・襟・袖の5つの見どころで呼び分けられ、商品名の多くはその組み合わせでできています。たとえば「Aラインのシャツワンピース、ミモレ丈」なら、Aラインが形、シャツが襟と前開きのデザイン、ミモレが丈を指します。この記事では、見どころごとの名前と見分け方を模式図と表で整理し、最後に藍染市場のワンピース10着を実際に読み解いてみます。

この記事の要点

  • ワンピースの名前は「形・ウエストの位置・丈・襟・袖」と、シャツやギャザーなどのデザインの組み合わせです。どこを見た名前かを分けると迷いません。
  • 形はIライン・Aライン・テントライン・Xライン・コクーンなど。裾が広がる形は、広がりの大きさ(テントはAラインより大きく広がる)と、ウエストを絞るかどうか(絞ればXライン)で見分けます。
  • ウエストの位置は、胸のすぐ下がハイウエスト(エンパイア)、胴のいちばん細い所がジャストウエスト、腰骨のあたりがローウエスト(ドロップウエスト)です。
  • 丈はミニ・ひざ丈・ミディ・ミモレ・ロング・マキシの順に長くなります。同じ着丈でも身長で見え方が変わるので、首の付け根からメジャーを当てて確かめるのが確実です。
  • シャツワンピースは「シャツ襟+ボタンの前開き」が目印。前が裾まで開くタイプなら、ボタンを留めて一枚で、開けて羽織りに、パンツと重ねて、と3通りに着られます。

ワンピースの名前は「形・ウエスト・丈・襟・袖」の組み合わせ

ワンピースは、上半身とスカート部分がひと続きになった服です。同じ一着が「Aラインワンピース」とも「シャツワンピース」とも呼ばれるのは、名前ごとに注目している場所が違うからで、前者は全体の形を、後者は襟と前開きのデザインを指しています。名前に迷ったら、まず「どこを見た名前なのか」を次の表に当てはめてみてください。

見どころ 見る場所 代表的な名前
形(シルエット) 正面から見た輪郭。どこから広がり、裾が広がるかすぼまるか Iライン、Aライン、テントライン、Xライン、コクーン
ウエストの位置 上下を縫い合わせた横の線や、ベルト・ゴムで絞る高さ ハイウエスト(エンパイア)、ジャストウエスト、ローウエスト(ドロップウエスト)
丈 裾が脚のどこで終わるか ミニ、ひざ丈、ミディ、ミモレ、ロング、マキシ
襟・襟ぐり 首まわりの開き方と、布の襟が付いているか クルーネック、Vネック、ボートネック、ハイネック、シャツカラー
袖 袖の長さと、身頃への付き方(縫い目の位置) ノースリーブ、フレンチスリーブ、七分袖、ドロップショルダー、ラグラン
デザイン・技法 前開き、段、ひだ、装飾など シャツワンピース、カシュクール、ティアード、ギャザー、ピンタック

このうち形・ウエスト・丈の3つは全身のバランスを、襟と袖は顔まわりと腕まわりの印象を決めます。以下、この順番で名前と見分け方を説明します。なお「ワンピース」は和製英語で、英語では一般に dress(ドレス)と呼びます。

形(シルエット)の種類8つ|広がり始める位置で見分ける

形の名前は、ワンピースを正面から見た輪郭を、アルファベットや身近な物にたとえたものです。見分けるときは、①どこから、どのくらい広がるか、②ウエストを絞っているか、③裾が広がるかすぼまるかの3点を見ます。

ワンピースの形8種の模式図。Iライン、Aライン、テントライン、Xライン、コクーン、バルーン、タイト、マーメイドを並べ、Aラインは胸のあたり、テントラインは肩、Xラインはウエスト、マーメイドはひざ下に、広がり始める位置の印を付けている
図1 ワンピースの形(シルエット)8種。赤い点は広がり始める位置の一例、点線はウエストの高さ
名前 輪郭の特徴 見分けるポイント 近い呼び名
Iライン 肩から裾までほぼ同じ幅で、縦にまっすぐ落ちる 裾が広がらず、ウエストも絞らない ストレート。長方形に近い輪郭はHライン、ウエストを絞らない寸胴形はサック・シフトとも
Aライン 肩まわりは小さく、裾へ向かってA字に広がる 胸のあたりから広がるものが多い(ウエストあたりからとする説明もある)。広がりはテントより控えめ 裾が波打つものはフレアワンピースとも
テントライン 肩や襟ぐりから、裾へ三角形に大きく広がる 裾の広がりがAラインより大きい。肩のすぐ下から広がるものが多い トラペーズ(台形の意)
Xライン 上半身は体に沿い、ウエストで絞って裾が広がる ウエストのくびれがある フィット&フレア
コクーン 胴まわりが繭のように丸くふくらみ、裾ですぼまる 裾幅が胴まわりより狭い。ウエストの切り替えがないことが多い ―
バルーン スカート部分を風船のように丸くふくらませ、裾をすぼめる 裾にギャザーやゴムが入り、内側に入り込む ―
タイト 胸・ウエスト・腰の線に沿う細身 くびれに沿って細くなり、裾も広がらない シース
マーメイド ひざのあたりまで体に沿い、そこから裾が広がる 広がり始めがひざ下 ―

Aライン・テントライン・フレアの違い

Aラインとテントラインは、どちらも肩まわりを小さくして裾へ広げる形です。いちばんの違いは広がりの大きさで、Aラインより裾が大きく広がり、三角形に近いものをテントラインと呼ぶのが一般的です。広がり始める位置も目安になり、Aラインは胸のあたりから(ウエストのあたりからとする説明もあります)、テントラインは肩や襟ぐりのすぐ下から広がるものが多く見られます。「フレア」は形の名前というより、裾が朝顔の花のように波打ちながら広がる様子を表す言葉で、AラインやXラインのうち裾に揺れのあるものが、フレアワンピースと呼ばれることが多いようです。

Iライン・サック・タイトの違い

Iラインは、縦にまっすぐ落ちる形の総称です。そのうち、ウエストを絞らず体との間にゆとりのある寸胴な形はサック、それよりやや体に沿うものはシフト、胸や腰の線に沿う細身はタイト(シース)と呼び分けます。ゆとりのあるIラインは体の線を拾いにくく、タイトは体の線がそのまま出る、というのが大きな違いです。藍染市場のワンピースも、10着のうち8着はウエストに切り替えのないゆったりしたストレート系で、この仲間に入ります。

コクーンとバルーンの違い

どちらも丸みのある形ですが、コクーンは肩から裾まで全体が繭のように丸く、バルーンはスカート部分だけがふくらんで、裾を内側にすぼめています。見分けるときは、ウエストに切り替えがあるか、裾にギャザーやゴムが入っているかを確かめましょう。同じ名前の形はパンツにもあり、見分け方の考え方はズボンの種類一覧とほぼ共通です。

ウエストの位置で変わる名前|ハイウエスト(エンパイア)・ジャスト・ローウエスト

形と並んでよく使われるのが、上半身とスカート部分を縫い合わせた横の切り替え線、またはベルトやゴムで絞る位置の高さによる呼び名です。切り替え線は、ボタンや柄の多い正面より、背中側のほうが見つけやすいことがあります。

人の形の模式図。左側に胸のすぐ下のハイウエスト(エンパイア)、胴のいちばん細い所のジャストウエスト、腰骨あたりのローウエスト(ドロップウエスト)の線、右側にミニ(ひざ上)、ひざ丈、ミディ(ひざ下)、ミモレ(ふくらはぎの中ほど)、ロング(ふくらはぎ下〜足首)、マキシ(くるぶし〜床)の裾の位置を示している
図2 左はウエストの位置、右は丈(裾がくる位置)の名前。境目は目安
名前 切り替え・絞りの位置 見た目の特徴
ハイウエスト(エンパイア) 胸のすぐ下 スカート部分が長くなり、脚が長く見えやすい。お腹まわりに布のゆとりが落ちる。エンパイアの名は、19世紀初めのフランスの帝政期に流行したドレスに由来するとされる
ジャストウエスト 胴のいちばん細い位置 上下の長さのバランスがとりやすい基本の位置。Xラインの多くはここで絞る
ローウエスト(ドロップウエスト) 腰骨のあたり 上半身が長く見え、ゆったり落ち着いた印象になる。1920年代に流行した形として知られる
切り替えなし ― Iライン・テントライン・コクーンなど。ウエストの名前は付かず、形の名前で呼ばれる。ベルトやひもで好みの高さに絞れるものもある
藍色の半袖ワンピースを背面から見た写真。上半身に白い小さな模様が散り、胸の下の高い位置に横の縫い目があって、そこから下はギャザーを寄せた無地のスカート部分が裾へ広がっている
ギャザーワンピース(藍染市場)— 背面。胸の下の高い位置で切り替え、ギャザーで広がるハイウエストの形。着丈約110cm

写真のギャザーワンピースは、胸の下の高い位置で切り替え、そこからギャザー(布を縫い縮めて寄せた細かいひだ)でスカート部分を広げたハイウエストの形です。商品説明では、上半身に配した細かな模様が視線を上に集め、全体をすっきり見せると紹介しています。切り替え線を縦に入れたデザインや、切り替え位置ごとの印象の違いは切り替えワンピースとはで詳しく解説しています。

丈の名前|ミニ・ひざ丈・ミディ・ミモレ・ロング・マキシの目安

丈の名前は、裾が脚のどこで終わるかで決まります(図2の右側)。短いほうから、ミニ、ひざ丈、ミディ、ミモレ、ロング、マキシの順です。境目は媒体によって少しずつ違うので、下の表はおおよその目安として使ってください。

名前 裾の位置の目安 名前の由来・補足
ミニ ひざ上 ワンピースでは、パンツやタイツと重ねて着ることも多い丈
ひざ丈 ひざがちょうど隠れる〜ひざ頭が少し見える 靴を選ばず合わせやすい長さ
ミディ ひざ下(ひざが隠れ、ふくらはぎの上のほう) ミニとマキシの中間という意味の名前
ミモレ ふくらはぎの中ほど フランス語の mi-mollet(ふくらはぎの中ほど)から
ロング ふくらはぎの下〜足首 ミモレより長い丈をまとめてロングと呼ぶことも多い
マキシ くるぶしのあたり〜床に近い 「最大」を意味する maximum から

着丈の数字から、自分にとって何丈になるかを確かめる

通販の商品ページにある「着丈」は、服そのものの長さです。同じ着丈100cmのワンピースでも、背の高い人にはミディ、小柄な人にはロングになるように、何丈になるかは着る人によって変わります。自分にとっての丈は、次の手順で確かめるのが確実です。

  1. 着丈は一般に、肩のいちばん高いところ(首の付け根の横)か、後ろ襟ぐりの中心から裾までを測った長さです。鏡の前で、首の付け根の横にメジャーの0を当てます。
  2. メジャーをまっすぐ下ろし、商品の着丈の数字が脚のどこにくるかを見ます。
  3. 丈がちょうどよいと感じる手持ちのワンピースがあれば、その着丈も測り、数字の差で長いか短いかを判断します。

藍染市場のワンピースは、着丈約88cm(切換えワンピース3種)から約110cm(ギャザーワンピース)まで幅があります。メジャーの88cm・100cm・110cmの位置が自分の脚のどこにくるかを一度確かめておくと、どの一着がひざ丈寄りで、どれがミモレ〜ロング寄りになるかの見当がつきます。

襟・ネックラインの名前|「〇〇ネック」と「〇〇カラー」の違い

首まわりの名前は、布の襟が付いていない「襟ぐり(ネックライン)の形」と、布の襟が付いた「襟(カラー)の形」に分かれます。おおまかに、「〇〇ネック」は襟ぐりの形、「〇〇カラー」は付いている襟の形と覚えると区別しやすくなります。

上段は襟ぐりと襟の模式図で、クルーネック、Vネック、Uネック、スクエアネック、ボートネック、ハイネック、シャツカラー、スタンドカラーの8種。下段は袖の付き方の模式図で、セットイン、ドロップショルダー、ラグラン、ドルマン、フレンチの5種を、袖を縫い付けた線の位置で描き分けている
図3 上段は襟ぐり・襟の形、下段は袖の付き方。赤い点線が袖を縫い付けた線
名前 区分 見分けるポイント
クルーネック(丸首) 襟ぐり 首の付け根に沿った浅い丸。鎖骨はあまり見えない
Uネック 襟ぐり クルーネックより深く、U字にくった丸
Vネック 襟ぐり V字に開き、先がとがる
スクエアネック 襟ぐり 四角く開き、角がある
ボートネック 襟ぐり 横に広く、前は浅く開く。舟底のような形から
ヘンリーネック 襟ぐり 丸首の前中心に、ボタンの付いた短い開きがある
オフショルダー 襟ぐり 肩が出るほど大きく開いている
ハイネック 立ち上がる首まわり 身頃から続いて、首に沿って高く立ち上がる。折り返すものはタートルネック
シャツカラー 襟 先のとがった折り返しの襟。前開きと組み合わせるとシャツワンピースになる
スタンドカラー(立ち襟) 襟 折り返さず、首に沿って立ち上がる襟。バンドカラーもこの仲間
開襟(オープンカラー) 襟 台襟(襟の土台)がなく、平らに開いて寝る折り返しの襟
丸襟・セーラーカラー 襟 先が丸く平らな襟/背中側に四角く垂れる大きな襟

ハイネックとタートルネック・モックネックの違いはタートルネックとは、スタンドカラーとバンドカラーの違いはスタンドカラーシャツとは、開襟の襟の構造は開襟シャツとはで、それぞれ詳しく解説しています。

藍色の袖の短いワンピースをトルソーに着せて正面から見た写真。V字に開いた胸元に、柄布の上から帯状の布が斜めに交差して重なり、腰の左右にポケットがある
レースアップワンピース(藍)(藍染市場)— V字の襟ぐりに、帯状の布を交差させた胸元のクロスデザイン。着丈約108cm

写真のレースアップワンピースは、V字に開いた襟ぐりに、帯状の布を斜めに交差させたクロスデザインを重ねています。「レースアップ」は本来、ひもを交差させて編み上げるディテールのことで、この一着では編み上げを思わせる布の重なりが胸元の目印です。

袖の名前|長さ・付き方・形の3つで見分ける

袖の名前には、長さで呼ぶもの、身頃への付き方で呼ぶもの、袖そのものの形で呼ぶものの3種類があります。付き方は、袖を縫い付けた線がどこにあるかを見れば見分けられます(図3の下段)。

長さで呼ぶ名前

名前 袖口がくる位置の目安
ノースリーブ 袖がない
フレンチスリーブ 肩先から二の腕の上のほうを少し覆う
半袖 ひじより上
五分袖 ひじのあたり
七分袖 ひじと手首の間
長袖 手首まで

袖丈の数字だけで判断しないことも大切です。肩の縫い目が腕側に落ちた形は、縫い目から先の袖が短くても、実際には腕の下のほうまで覆います。たとえば藍染市場の切換えワンピースは袖丈約28cmですが、肩の縫い目が腕側にある形で、着用写真では袖口がひじの近くにきています。数字に加えて、写真で袖口が腕のどこにくるかも確かめましょう。

付き方で呼ぶ名前

名前 縫い目の位置 見た目の特徴
セットインスリーブ 肩先をぐるりと一周 もっとも一般的な付け方。肩の線がはっきりして、きちんとした印象
ドロップショルダー 肩先より腕側に落ちた位置 肩の線がなだらかで、ゆったり見える
ラグランスリーブ 襟ぐりから脇の下へ斜め 肩に横向きの縫い目がなく、腕を動かしやすい
ドルマンスリーブ なし(身頃と袖がひと続き) 袖ぐりが深く、脇の下にたっぷりゆとりがあり、袖口に向かって細くなる
フレンチスリーブ なし(身頃をそのまま肩の外へ延ばす) 肩先を少し覆う短い袖。それより短く肩先だけを覆う袖はキャップスリーブと呼ばれ、別に縫い付けるものも身頃と続きのものもある

袖の形で呼ぶ名前

  • パフスリーブ:袖山や袖口にギャザーを寄せて、ふくらませた袖
  • フレアスリーブ:袖口に向かって広がる袖の総称
  • ベルスリーブ:二の腕〜ひじのあたりまでは細く、そこから袖口へ釣り鐘のように広がる袖。フレアスリーブの一種
  • バルーンスリーブ:袖全体を丸くふくらませ、袖口をすぼめた袖

デザインや技法で呼ぶ名前|ギャザー・ピンタック・ティアード・カシュクール

形・ウエスト・丈・襟・袖のほかに、前開きや生地の寄せ方、装飾の技法で呼ぶ名前もあります。商品名によく入っているのは、次のような名前です。

名前 目印
シャツワンピース シャツ襟と、ボタンが縦に並ぶ前開き(次の章で詳しく)
カシュクール 前身頃を着物のように打ち合わせ、襟元がV字になる。体に巻きつけてひもで結ぶ形はラップワンピースとも
ティアード スカート部分が段々に重なる
キャミソールワンピース 細い肩ひもで吊る、袖のない形
Tシャツワンピース Tシャツの丈を長くした形
ギャザー 布を縫い縮めて寄せた細かいひだ。ふんわり広がる
プリーツ 折り目をつけて規則的にたたんだひだ
ピンタック 布を細くつまんで縫ったひだを、何本も並べた装飾
レースアップ ひもを交差させて編み上げるディテール
パッチワーク 柄や色の違う布をはぎ合わせる
切り替え 布の縫い合わせで、色・柄・素材を途中で変える

段になったティアードの構造やフレアとの違いはティアードスカートとはで、実物の写真を使って比べています。藍染市場のワンピースは技法の名前がそのまま商品名になっているものが多く、ギャザーワンピースのギャザー、ワイドネックワンピースの首元から胸元・ポケットまでのピンタック、パッチワンピースの柄布のパッチ、レースアップワンピースの胸元のクロスが、それぞれの目印です。

シャツワンピースとは?見分け方と、ボタンの開け閉めで変わる3つのコーデ

シャツワンピースとは、シャツの身丈をワンピースの長さまで伸ばした形のことで、シャツ襟(シャツカラー)と、ボタンが縦に並ぶ前開きが目印です。前が裾まで開くものは、ボタンを外せばロングシャツのように羽織れるため、ワンピースとしても羽織りとしても使えます。前開きが胸元までで、頭からかぶって着るタイプもあります。シャツとブラウスの呼び分けはブラウスとシャツの違いで解説しています。

白い花のような模様が斜めに流れる藍色の生地に、先のとがったシャツ襟と茶色のボタンが付いている様子を斜め上から写した接写
シャツ襟ワンピース(藍染市場)— 先のとがったシャツ襟と前ボタン。前開きなのでボタンを外しても着られる

1. ボタンを留めて一枚で着る

いちばん基本の着方です。ウエストに切り替えのあるシャツワンピースはXライン寄りに、切り替えのないものはIラインやAラインに見えます。切り替えのない形は、ベルトや共布のひもで絞ると、ウエストの位置を自分で決められます。

2. 前を開けて羽織りにする

前が裾まで開くタイプで使える着方です。ボタンを全部外し、Tシャツとパンツの上に羽織ります。開いた前端が縦に2本の線をつくるので、丈の長い羽織りでも重たく見えにくい着方です。袖を折り返して手首を出すと、軽さが出ます。

3. パンツを重ねる

ボタンを留めたまま、細身〜ストレートのパンツを重ねる着方です。ひざ丈前後の短めの丈ほど合わせやすく、脚を出さずに着られるので秋冬にも向いています。重ね着の基本はレイヤードとはでまとめています。

藍染市場のシャツ襟ワンピースは、ウエストの切り替えからふんわり広がる形(着丈約91cm・袖丈約46cm)で、前開きのためボタンを外して着ることもできます。袖丈は10着の中でいちばん長く、秋口は一枚で、冬はタートルネックを中に合わせる、といった使い分けができます。

ワンピースと似た服|チュニック・ジャンパースカート・オールインワンとの違い

ワンピースと混同しやすい服も、名前の区別がつくと選びやすくなります。

名前 ワンピースとの違い
チュニック 腰からひざ上くらいまでの長めのトップス。パンツやスカートと合わせる前提で、短めのワンピースとの境目はあいまい
ジャンパースカート 袖がなく、ブラウスやTシャツの上に重ねて着る前提のワンピース
キャミソールワンピース 細い肩ひもで吊る袖なしのワンピース。一枚でも、Tシャツに重ねても着る
オールインワン 上下がひと続きで、下がパンツになっている
サロペット 胸当てを肩ひもで吊るパンツ(スカートのものはサロペットスカート)

藍染市場の切換えワンピース(藍)のように着丈90cm前後のゆったりした形は、一枚でも、パンツを重ねてチュニックのようにも着られます。この一着は、商品説明でもレギンスやパンツとの重ね着を紹介しています。

藍染市場のワンピース10着を、5つの見どころで読み解く

ここまでの名前を使って、藍染市場のワンピース10着を読み解いてみます。形・襟・袖は商品写真から読み取ったもの、寸法は商品ページに記載のおおよその目安です。

商品 形・ウエスト 襟・襟ぐり 袖 着丈
ギャザーワンピース 胸の下の高い位置で切り替え、ギャザーで広がる 丸首+前ボタン 半袖(袖丈約16cm) 約110cm
シャツ襟ワンピース ウエストの切り替えから広がる シャツカラー+前開き 袖丈約46cm(10着で最長) 約91cm
切換えワンピース(藍)・琥・絞り ウエストの切り替えがないゆったりした形。中央に縦の切り替え 丸首+短いボタン開き 肩が腕側に落ちた形(袖丈約28cm) 約88cm
パッチワンピース ウエストの切り替えがないストレート 丸首+前ボタン(ヘンリーネックに近い) 半袖(袖丈約25cm) 約90cm
ワイドネックワンピース ウエストの切り替えがないゆったりした形(身幅約65cm) 立ち上がる襟(商品説明では「ハイネック」)+ピンタック 肩が腕側に落ちた形(袖丈約25cm) 約98cm
和風ミセスワンピース ウエストの切り替えがないゆったりした形 丸首+短いボタン開き 袖丈約35cm 約100cm
レースアップワンピース(藍)・黒 ウエストの切り替えがないストレート(身幅約54cm) V字の襟ぐり+胸元のクロス 肩先を覆う短い袖(袖丈約24cm) 約108cm

読み解くと、10着のうち8着はウエストに切り替えのないストレート系で、違いは主に首まわり・袖・丈に出ていることがわかります。ウエストの位置で選びたいならギャザーワンピースかシャツ襟ワンピース、首まわりのデザインで選ぶならレースアップワンピースかワイドネックワンピースが候補です。

体型や季節に合わせた重ね方と、10着の身幅まで並べた実寸表は50代の秋冬ワンピースにまとめています。藍染の服は着はじめに色が移ることがあるので、明るい色のインナーを重ねる日は、汗や雨で湿った状態での摩擦に気をつけてください(藍染の色落ち・色移り対策)。

→ 藍染ワンピースを見る / シャツ襟ワンピースを見る

まとめ|名前に迷ったら「どこを見た呼び方か」から

ワンピースの種類の名前は、形(Iライン・Aライン・テント・Xライン・コクーンなど)、ウエストの位置(ハイウエスト・ジャスト・ローウエスト)、丈(ミニ〜マキシ)、襟・襟ぐり、袖、そしてシャツやギャザーなどのデザインの組み合わせでできています。形は「広がり始める位置」、ウエストは「横の切り替え線の高さ」、丈は「裾が脚のどこにくるか」、袖は「縫い目の位置」を見れば、初めて見る名前でもどんなワンピースか見当がつきます。通販では、名前に加えて写真と着丈・袖丈の数字を見比べ、自分の体に当てはめて選んでみてください。

よくある質問

ワンピースの種類にはどんなものがありますか?

形で分けるとIライン・Aライン・テントライン・Xライン・コクーンなど、ウエストの位置で分けるとハイウエスト(エンパイア)・ジャストウエスト・ローウエスト、丈で分けるとミニ・ひざ丈・ミディ・ミモレ・ロング・マキシがあります。ほかに襟や袖、シャツワンピースやティアードなどのデザインの名前もあり、1着に複数の名前が当てはまるのが普通です。

Aラインとテントラインの違いは何ですか?

いちばんの違いは裾の広がりの大きさです。どちらも肩まわりを小さくして裾へ広げる形ですが、Aラインより大きく広がり、三角形に近いものをテントラインと呼ぶのが一般的です。広がり始める位置は、Aラインは胸のあたり、テントラインは肩のすぐ下からのものが多く見られます。

ミディ丈とミモレ丈の違いは何ですか?

ミディ丈はひざが隠れるくらいのひざ下、ミモレ丈はふくらはぎの中ほどまでの丈で、ミモレのほうが長くなります。ミモレはフランス語の mi-mollet(ふくらはぎの中ほど)が由来です。境目は媒体によって少しずつ違うので、目安として考えましょう。

エンパイアワンピースとはどんなワンピースですか?

胸のすぐ下で切り替えた、ハイウエストのワンピースのことです。スカート部分が長くなるため脚が長く見えやすく、お腹まわりに布のゆとりが落ちます。名前は、19世紀初めのフランスの帝政期に流行したドレスに由来するとされます。

シャツワンピースは羽織りとしても着られますか?

前が裾まで開くシャツワンピースなら、ボタンを外してロングシャツのように羽織れます。シャツ襟とボタンの前開きが目印で、ボタンを留めて一枚で、前を開けて羽織りに、パンツと重ねて、の3通りで着回せます。前開きが胸元までのタイプは羽織りにはなりません。

ワンピースとチュニックの違いは何ですか?

チュニックは腰からひざ上くらいまでの長めのトップスで、パンツやスカートと合わせて着るのが前提です。ワンピースは一枚で着られる丈と形の服を指しますが、短めのワンピースとの境目はあいまいで、ワンピースにパンツを重ねてチュニックのように着ることもできます。

ワンピースは英語で何と言いますか?

英語では一般に dress と言います。「ワンピース」は和製英語で、英語の one-piece は水着など、上下がひと続きのものを表すときに使われることが多い言葉です。

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AIZOME ICHIBA

日常を彩る、藍染のある暮らし

着るほどに馴染み、使うほどに表情が変わる。藍染市場のアイテムを、ぜひお手元で。